現状報告 2020/4/23 上がっている株
相変わらず変動が非常に激しい相場ですね。このような時は株をやらないのがいいのかもしれませんが、自宅監禁状態だと、なんだかんだで手を出したくなります。マー、ばくち相場で個別株など一日に軽く、5から10%いやそれ以上動きます。うまくやれば儲かるのでしょうが、なかなか。
現在株価を動かしている要素はいろいろありますが、次のようなものでしょう。①コロナが起こしている経済停滞と社会混乱(ロックアウトなど)。②ワクチンや薬への期待。③政府の財政支援。④中央銀行の金融政策。⑤世の終わりに対する不安(期待?恋憧れた人に振られた人など。)。これらの要素が複雑に絡んで株価が動いているのでしょう。
上のチャートは金鉱山AngloGold Ashanti(AU)の日足ですが、ブレークアウトして、7年来の高値を付けています。金関連株は世情が不安になったとき(世の終わり)よく買われ、また最近の金利低下(金融政策)も手伝っています。金鉱山のETF(GDX)も同じようにブレークアウトしています。どちらもRSIもMACDもいい形です。
ワクチンや薬への期待ではいくつかの製薬会社の株価が上がっていますが、相変わらずLLYやJNJは検討しています。これらは大企業なので、価格も比較的安定していて心臓に不安がある人には向いています。その反面Biotechnologyは一日に10%以上動くのが当たり前です。これらにはILMN, GILD, REGN, AMGN, BIIDなどがありますが、夜の安眠を重要視する人はやめた方がいいかも。
いくつかのTechnology関連の株も上がっています。今回のロックアウトで自宅で仕事、勉強、娯楽を楽しむ人が増え、これらの要求を満たすようなサービスを提供する会社の株は上昇機運にあります。下のチャートはテレワークによく使われるZoom Video Communications(ZM)の1時間足ですが、ブレークアウトしているようです。前にも話したNFLX、DOCUなどもいい形をしています。
コロナがあっても人間ある程度買い物はするので、アマゾン(AMZN)やスーパーのKroeger(KR)などは堅調です。
またアメリカ政府が個人や企業に資金援助をするということで、それらの金を扱うフィンテック株が動いています。私が注目したのはPayPal(PYPL)とSquare(SQ)です。下にPYPLの1時間足を示しますが、前にも述べたH&Sを形成しているようです。
私が今注意してみているNASDAQの1時間足を下に示しますが、嵐の前の静けさのような感じを受けます。上の抵抗線は9,000、下の支持線は8,300で来週あたり、大きな動きがあるかもしれませんが、この二つの線に注意を払ってください。
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