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現状分析 2020/4/25 超短期で見る株価

今回は変動が激しい株価の動きを1時間足のチャートで調べてみましたら、興味あることが見つかったのでシェアしたいと思い、この記事を書きました。

まず上のチャートですが、過去3か月の1時間足のNASDAQのチャートです。このチャートからいくつかの興味あることがわかります。3月下旬から上昇機運に入っていますが、下落してきたとき形成された抵抗線を一つづつ破ってきていて、ラッフなチャネルを形成しています。また各段階での抵抗線はダブルボトム、逆H&S、Cup and Handleの重要な抵抗線なっているということです。

ここのところをより詳しく見るためNASDAQの過去1か月の15分足チャートを見てみました。それを下に示します。

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上のチャートから今回の戻しを分析してみましょう。まず3月18日と23日に2回底値を付けて25日にその二つの底値の間にある高値(Line A)を上に破り、ダブルボトムを形成しています。そしてそこから測れる高値(底値からLine Aまでの距離を上に持って行った値。)のLine Bまで上昇し、戻しに入り、4月上旬にLine Aまで戻っています。そこから上昇し、4月上旬に形成されたCup and Handle (H&Sの左肩のないやつ)の抵抗線(Line B)を上に破り、3月上旬から来る抵抗線Line Cを4月14日に上へ破っています。そして3月上旬に作られた抵抗線にチャレンジしています。4月上旬から逆H&Sを形成しつつあるように見えます。ネックラインはLine Dです。Line Dを上に破れば、9,000まで行く可能性が高いです。そうすれば9,000が次の戦場になるでしょう。

上のNASDAQの動きを裏付ける取るのにVIXの1時間足チャートを下に示します。ご存じのようにVIXはNASDAQやSP500との逆相関が強く、最近の相関係数は―0.9ぐらいです。これは統計的にVery Significant、すなわち関連が非常に強いと言っています。

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このチャートはきれいに2月下旬から3月中旬までの上昇(株価は下落)そしてそこからの下落をチャネルを形成してきていることがわかります。詳しい分析ははしょりますが、重要なところはこのVIXも4月にNASDAQと同様H&Sを形成していますが、ネックラインが37あたりにあり、先週の金曜(2020/4/24)にこの線を破っているように見えます。これがダマシでなければVIXは30ぐらいまで下落し、それに伴ってNASDAQが9,000まで行くというシナリオが描けます。ただ気を付けなければならないのはこの30はチャートで見る限りとても強い抵抗線なので、ここから下に行くのは簡単ではないでしょう。すなわちNASDAQひいてはアメリカ株全体の上昇もあと少し上がった後は下落する可能性が大分あるということかな。

以上は私が勝手にマー暇に任せて行った分析で、せいぜい70%ぐらいしか当たりませんが、これからの動きの目安にはなるかもしれません。 

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