チャートパターン 1:抵抗線、支持線 の続き
なんか私が変なことをしたようで前の記事を続けて書けなくなりましたので、新しい記事で続けます。前の記事で三つの線を書いてそれらの役目について話しましたが、チャート分析では過去の株価の動きの分析がある程度正しければそこでの分析を将来予測に使えると考えます。2020年2月下旬にINTCの株価は大幅に下落し、RSIは完全に50を割りました。コロナウィールスが大きく世界の株価を下げているときです。(この記事は2020年2月25日に書いています。)ここで試しにここまでの分析の延長を株価予測に使ってみましょう。下がる株価に対し三つの線が、支持線になります。多分これらの線のところで多少反発はあるでしょうが、株価自身とRSIの下落の大きさ、勢いから言ってこのチャートの一番の底値まで行く可能性は十分あるでしょう。このような場合、どこまで下がるかは残念ながらこのチャートでは予測できないのです。そこで出すのが過去35年間の月足のチャートです。大きく株価が動いた時私は、週足、月足のチャートも見ます。
上にあるのはINTCの月足チャートで1986年からのデータです。黒い線は50ヶ月の移動平均値です。下のグラフは月足のRSI(14)です。上から2本目の線は2000年に記録した高値から出た支持線で、相当強そうです。$48近辺ですがこれ以下にはなかなかならないのではないかと思います。面白いのはRSIがこの35年間一度も30を割っていなく、2013年以降は50もわっていない。またもっと勇気づけられるのはこのRSIは10期間移動平均値の上にあり、平均値が上を向いていることです。つまり長期ではINTCは上昇機運にあるということです。
以上の分析からいくつかのことが言えます。(1)短期ではINTC の株価は下落傾向にある。(2)短期のチャートから見いだせる抵抗線から下落したときどのへんで止まる可能性があるか推測できる。(3)結果今この株を持っていたら売り、上昇への条件が揃うまで待ったほうがいい。(4)長期では上昇機運にあるようなので、短期の条件が揃ったら、買うことを考える。まー、二つのチャートとRSIだけでずいぶんいろいろなことがわかることもあるので、チャート分析は人気があるのです。
喜んでばかりいないで、注意する点も話しましょう。INTCのお話は調べた時期がマーケットが全体的にブルだったので2月の中旬までは順調にいっていました。まー、言えることは抵抗線、支持線は株の動きを分析するとき特に注意すべき船であるということでしょう。これらに注意を払うことで勝つ確率は多分上がるでしょう。
次はちょっと変わった抵抗線、支持線の話をします。
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