暴落! 現状報告 2020/3/20 債権の活躍
今日は (2020/3/20)債権について話したいと思います。(ところで話は飛びますが、今、今日の日をタイプしていて、明日が私たちの結婚記念日だということを思い出しました。前に忘れたことがあって大変だったので、ブログには感謝しています。危なかったー。)債権については、株の暴落時にはいいぞ、いいぞと言ってきたので、何をいまさらと思うかもしれません。シ、シ、シカシ(ナ、ナ、ナントのVariation 2)今日の動きは私も驚いたのでご報告です。
従来、債券の投資家の間での位置づけは、未亡人の生活費のたしや老人が孫の将来の教育費のため買う、というもので、まともな投資家は真剣に分析するものではありませんでした。前に花咲さんも債券なんてセクシーじゃないとか言ってましたよね。ところが、今回のような株の暴落時には、がぜん注目を浴び、スターになるのです。上のチャートはTLTの日足ですが、未亡人、おじーちゃん、おばーちゃんなどではなくデイトレーダーまで債券市場に入っている感じです。もう、成長株もギャンブル的な株も顔負けという状態です。
今日は株価は大幅に下落し、DOWが1000ポイント近く、SP500が100ポイント以上下落し、強い支持点であると思われる2,100にあと100ぐらいと迫っています。そして、次にマーケットが開くのはあの恐ろしい、呪われた月曜日なのです。(なんか、ホラー映画的になってきましたね。)しかし、我らのヒロー、債券は白馬からも落ちず、あたかも「姫、私につかまりなさい。もう大丈夫です。」と言わんばかりに、非常に格好よくニコリと笑うのです。(注意してください。決してニヤリではないのです。)そのニコリを裏付けるように、今日、TLTは7.52%、VGLTは6.64%、IEFは2.55%上がっているのです。私はこれらをせっせと買ってきましたが。また、今週の初めにZROZという(なんか名前が女性の下着みたいで、格好悪いのですが。)PIMCOが出している25 年物Zero-Coupon BondsのETFを買ったら今日8.93%上がっているのです。
前の記事でも言いましたが、債権は買われすぎのサインを出していたのですが、チャートからもわかるように昨日までの10日間ほど「戻し」をして、RSI(14)を50以下にし「買われすぎ」のサインを消し、また上昇に転じたと思われます。RSIも上がってきました。この数か月のRSIを見ると40から80ぐらいのあいだを上下して上がってきています。このインディケーターを見ながらTLTの売買をするのがいいかもしれません。フェッドも債権をじゃんじゃん買っていくと 言ってますし、比較的安全でしょう。
ここで気を付けてほしいのは「債券だー!債券だー!」と言っても何でもいいわけではないのです。今、問題になっているのは地方政府が出している債券Municipal Bondsです。実はこれらはこの数週間相当落ちているのです。理由は多くの地方政府は地元の産業を支援するため支出を大幅に拡大してきていて、支払不能(Insolvent)になる可能性があるというものでしょう。ニューヨークやデトロイトの例もありますし。ここで安全に投資するなら、連邦政府のTreasuryでしょう。でもこの場合でも、せっかくですからテクニカル・アナリシスをきちんとしてください。具体的には日足のRSI(14)が70以上になったら、注意して、80以上になったら売る準備をするのもいいでしょう。
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