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現状分析 2020/6/15 NASDAQ上場来高値?

相変わらず忙しいマーケットですね。先週の木曜日にだいぶ激しく下落しました。DOWで1,600ポイントぐらいで、この時はしばらくは下がるかと思いきや、金曜にDOWで500ポイント近く上げました。これは「ダマシ」で月曜は大きく下がるのではと思いました。確かにオープンはDOWで500ポイントぐらい下げて始まったのですが、午後からフェッドが債券をガンガン買い続けると言うや、上昇に転じました。終値はDOWで158ポイント(0.62%)、NASDAQは1.43%上げでした。小さなSelling Climaxで、この勢いをかって、現在(ニューヨーク時間6月16日午前1時)DOWの先物は500ポイント以上上げていて、明日は少なくとも大きく上げて始まりそうです。

このところのマーケットは完全にフェッドに影響されているようで、下がりそうになると、フェッドが応援歌を歌い、それにつれてマーケットは踊るというような構図です。ただ前にも書きましたが、すべての株が勢いよく上がっているわけではないですね。強いのは相変わらずTechnologyとHealth Careです。

上のチャートはNASDAQの週足チャートですが、チャネルの上限の抵抗線はこのままいくと10,250あたりになります。先週木曜日に大きく下げたのはNASDAQが10,000を達成して、そこで利益確定売りが出たのではないかと思います。同じように近いうちに 10,250まで行くとまた利益確定売りが出る可能性があります。しかしチャネルの上限に行ったからとしても過去を見てみますと必ずしもそこから下落するとは限りません。2015年の前半や2018年の夏には、NASDAQは数か月の間上限線に沿って上がっています。ただしさすがそこまで行くと大幅には上がっていませんが。

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上に半導体ETFのSOXXを示しますが、260-270の抵抗線を破りそうですね。ここを破れば相当上がる可能性は高いです。最近の底値から測ると340ぐらいまで行く可能性があります。

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上に半導体の中でも私が気に入っているヌヴェディアNVDAの週足チャートを示します。きれいな逆H&S(三尊)を形成していますね。

先週の木曜大きく下落したのが今のところ中断されたので、この場合逆の方向(上がる)へ勢いよく上がる可能性が高いです。これは先週の木、金に下がることを確信して、空売りが大分入ったと思うので、明日(火)も上がれば、この空売りの解消が派手に行われると思われます。前にも何回か言いましたが、簡単に確信せずフレキシブルに分析することが株の取引をするのに重要です。

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