暴落! 回復への道?4 上がりそうな株
今日( 2020/3/23ニューヨーク時間)はDOWで582ポイント、SP500 で68ポイント下落しましたが、慣れというものは恐ろしいもので、DOWで1,000。)、下手すると2,000ポイント動く日がしょっちゅうあると、なんだ582ポイントか、大したことない、大したことないとなってしまいます。マーケットはコロナを恐れながら米国をはじめとする主要国政府の大胆な金融、財政政策に期待しているのだと思います。
テクニカルには、そろそろSP500も私が幾度か話した2,100近辺に近づいてきたので、(このような目標は幅を持って見てください。)近いうちに(今週中かもしれません。)反発の可能性が出てきました。その場合、日足のRSI(14) が目安になりますが、「売られすぎ」の解消にはSP500 で2,400近辺まで戻る可能性があります。
しかし、まだまだ中長期のトレンドは下落方向なので、このような反発に買いを入れるのは危険です。しかし、少し買ってみたいとうずうずしてる方には、比較的この暴落時にも強かった株を薦めます。私が、チャートを見て、またウェッブで探したいくつかの分野と株を紹介しましょう。ざっとセクター別の指数を、SP500 との動きと比較して、強かったのはTechnology(XLK), Staples(XLP), Health(XLV)です。Technologyの中では特に今日半導体関連が上がっているのが目につきました。MCHP, AMD,LRCX, INTCなどの中には今日だけで10%ほど上がっているのがあります。
コロナの影響で、自宅で仕事をする人が増え、それを支援するソフトの会社は人気を集めています。上のチャートは、 Zoom Video Communications (ZM)のもので、ビデオ会議などのサービスを提供しています。今日だけで22%以上上がっているだけでなく、チャート的にも魅力ある形をしていて、中長期でも上がる可能性があります。ただし、短期的には今日の上げで「買われすぎ」になっています。ほかにこの分野ではDOCU, CTXSなどがあります。
アメリカの主要都市の多くではどうしても必要でない限り、外出禁止になっていますから、ネットショッピングが盛んで、前にも話した、アマゾン(AMZN), SHOP, ウオルマート(WMT), スパーのKroger(KR) などが強いです。
また依然として債券(これまで債権という漢字を使ってしまいました。間違いで今回のが正解です。)は強く、フェッドが金利を下げ量的緩和を債券を買って行うので、まだしばらくは株に反発があっても、上昇を続けると思います。ここでは、前にも話しましたが、私が持っているのはTLT,VGLT, IEF,ZROZです。
繰り返しになるかもしれませんが、反発があるとしても、まだ本格的に上昇機運に乗るというわけではないと思われるので、比較的弱い株はお勧めできません。これらの株は、SP500が多少反発しても、下落を続ける可能性があるからです。(空売り解消で少しジャンプすることはあると思いますが、非常に短期のものでしょう。)ファンドの行動パターンを考えると、ファンドマネジャーがこのような株に大量の資金を今の段階で入れるとは思われないからです。どのような場合でも焦らず、チャートやインディケーターを見て投資することを進めます。
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