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パートナーと特別な暑さ対策

最近の暑さには気が滅入ります。涼しい室内と灼熱の屋外を行き来していると、身体が「どっちなんだい!」と悲鳴をあげているように感じます。早く秋が来てほしい…と願うも、まだ7月。祈ってもしばらくは夏が終わらないので、暑さ対策しましょっか。

今回、一般的な冷房器具は対象外ということなので、過去の行動を脳内で遡りました。一つだけ引っかかった思い出があるも、これは「特別」なのか…?と自信は10%ほどです。なんせ、一般的な冷房器具の扇風機を召喚しているのですから。

ナマズ(=旦那)と同居をしたばかりの頃は「電気代高騰!」とネットやニュースで騒がれていた時代でした(つい最近)。暑い暑い夏にクーラーをつける選択肢はあるものの、どこか「電気代高騰!」にビビり散らかして、クーラーに手を出せずにいました。

そんな中、扇風機の”せんちゃん”だけは一生懸命首を振って、私たちに風をおくってくれていました。ただ、部屋の中が暑いと、せんちゃんの送る風も熱風。せんちゃんの力では冷たい空気を生み出すことができません。

せんちゃんから冷たい風を…と悩んだ挙句、わたしの脳内に閃きが降ってきました。「そうだ!保冷剤だ!!」保冷剤のヒヤヒヤした冷気を扇風機の前におけば、ヒヤヒヤをせんちゃんが運んでくれるのではないか!?と。

今思えば、小学生の自由研究並みの発想ですが、当時のわたしは「電気代高騰!」に抗うため必死こいていました。まず、保冷剤をリボンでくくり、扇風機の前方に吊るしていきます。2個吊るしたところでナマズがわたしの奮闘に気がつきました。

「それ、本当に涼しくなるの?」

それを今からやるんじゃ〜〜!!と反論しながら、保冷剤をくくりつけていきました。よし、完成!と出来上がったせんちゃんは、前が見えないよ〜と言わんばかりに保冷剤が吊るされています。

いざスイッチオン。

………

「まあまあまあ、やらないよりマシじゃない?」

という程度の冷風をせんちゃんが起こすようになりました。しかし、保冷剤はずっと保冷剤ではあれません。室温によって徐々に溶けていき、水滴がポタッポタッと垂れてきました。

あかーーーん!いくら吹いても止まらない、せんちゃんの汗。保冷剤が液体になるにつれて、ただの邪魔な存在になっていきます。それでもわたしはめげずに、溶け出す保冷剤を新しい保冷剤に交換し、冷風を保とうとしました。

そうやって、せんちゃんwith保冷剤で戦うも、ナマズから「〇〇ちゃん、これは諦めよ。クーラーつけよ」と最もなことを言われてしまいました。普段は、ナマズが非現実的なことをいうくせに、今回はわたしがナマズに諭されてしまいました。

それ以降、保冷剤の出番は来ず…。わたしの抵抗は虚しくクーラーに頼ることとなります。note執筆にあたり当時の出来事をナマズに話すと「あの時、血迷ってたよね」と苦笑されてしまいました。

今年も暑すぎる夏ですが、せんちゃんはありのままのせんちゃんのまま、ほぼ毎日我々に風を届けてくれています。




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