【事例】新規事業のUXデザイン
新年あけましておめでとうございます
株式会社リオの松井です。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
前回は、営業活動をデジタル化で補い好結果を得られた事例をご紹介致しましたが、そこにはUXデザイン志向が重要なポイントになっていることが伺えるかと思います。
そこで今回は、UXデザインの進め方について、事例を交えてご紹介したいと思います。
UXデザインとは
UX(User Experience)デザインは、ユーザーが製品やサービスを利用する前から、利用することによって、受ける印象・体験をユーザー視点で設計する事で、購入後も含めていかに良い体験を提供し続けるかという考え方ですが、UI(ユーザーインターフェース)と混同される場合が多いので、
少し整理しておきたいと思います。
UIは人とデバイスなどのモノをつなぐ接点として、ユーザーの視覚に触れる
情報の全てであり、優れたUIはUXを向上させるための一つの要素となります。
図は、ECサイトのUXとUIの関係を示しています。
お客様の購買行動において、UIだけでなくUXデザインが重要
な要素となるかお分かり頂けるかと思います。
それでは、いかにUXデザインを構築していくか、いかにサービスの体験を良くするかというちょっと漠然とした課題に対し、どう取組んでいけばよいのか考えてみたいと思います。
以下の図は、ユーザー体験を6段階に分類してそれぞれの評価指標を表した物です。
まずは、下から3つ目までをUIを含めてしっかり達成させることが必要ですね。
最終的に“価値がある”を設計する事がポイントになります。
この図は、それぞれの取組みポイントが理解できてわかりやすいと思います。
下記はWebサイト構築の例です。
次にUXデザインを構築するプロセスについて触れてみたいと思います。
基本的には、“リサーチからユーザーの要求を発見し、仮説を立案、そこから施策を創出することで、あるべき体験を定義する”というプロセスになります。
具体的な手法については、次回お話したいと思います。
それでは、新規事業の立ち上げでUXデザイン志向を取り入れた例をご紹介させて頂きます。
事例紹介(sonoligo様)
Sonoligo様の例 https://www.sonoligo.com/
Sonorigoは、音楽・スポーツ・アートのリアルイベント・オンライン体験・動画コンテンツを月額料金のみで楽しめるサブスクリプション型Webサービスを提供しており、新規顧客の拡大を狙いUXデザインを適用しました。
Sonorigo 様⾃らUXデザインを実践できるようにサポート致しました。
以下具体的な実施事項をご紹介いたします。
① UXデザインプロセス構築
ヒアリングから、リサーチ、UX設計といった⼀連のプロセスを設計し、クライアントのプロジェクト遂⾏に寄り添いました。
② ヒューリスティック評価の実施
専⾨家の経験則に基づき、現状サービスのユーザビリティや訴求⼒を評価し、問題点を抽出した上で改善施策を⽴案しました。
③ ペルソナ/カスタマージャーニーマップ作成ワークショップの開催
UXの主要なフレームワークとして、ユーザー定義からカスタマージャーニーマップの作成まで、オンラインでのワークショップを実施。実践を通して、ユーザーの要求発⾒や体験設計の具体的なコツをわかりやすく解説しました。
④ ユーザーインタビューの実施
ユーザーのニーズ抽出と仮説⽴案を⽬的に、既存ユーザーと⾒込ユーザーへのインタビューをSoonrigo様と協働で実施。ヒアリング項⽬の作成から、実際のインタビュアーまでを担当しました。
⑤ 週1回の定例MTGの開催
・困っていることや⽅針を聞く
・軌道修正が必要な際は提案も⾏う
・UX専⾨スタッフがサービスを利⽤し、UX改善のためのユーザーテストを実施。
・プロジェクトの進⾏を全⾯的にサポート。
・扱うコンテンツがオフラインからオンラインへシフトする状況に伴い、インサイト分析やアイデア設計を随時バックアップ。
結果として、新規顧客の流入が拡大し、会員増に貢献しています。
リオは、デザインαとして、新規事業の⽴ち上げ、既存事業の改善をサポートする戦略設計⽀援サービスを行っています。
お困り事などございましたらぜひともよろしくお願い致します。
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