見出し画像

副業を並行しながら本業へのコミットをどう継続する?

先日、本業の職場で上司との面談がありました。今後のキャリアプランについて話し合い、その達成に向けて今期具体的に何を達成するかを話し合うという内容です。

今回、副業を始めてから初めての面談となり、自分が何を話すか迷う場面があったり、改めて本業での自分のポジショニングを意識したりする機会になりましたので、今日はそのことについて記事にしようと思います。


迷いから決意へ

去年、数か月の育休から仕事復帰してから1年以上経ち今に至りますが、上司面談のたびに自分の今後のキャリアプランについて迷いが生じていました。簡単に言うと、「昇進して自分ができる仕事の幅を広げたい」「でも仕事時間のせいで仕事以外の時間は犠牲にしたくない」この2つの気持ちの間で揺れ動いていました。でも、時間が経つにつれ、私自身の気持ちとしては後者=仕事以外の時間を充実させたい、という気持ちの方が強いことが分かってきました。昇進して仕事の幅が増えることは本業の世界において自分の人材価値上昇に直結して給料上昇も見込める点で悪い事ではないのですが、それと引き換えに自分の時間だけでなく、私生活で蓄えた身体的・精神的エネルギーを本業に注ぎ込む必要があります。そのせいで家族時間や自分時間がないがしろにされてしまったら、本末転倒だと思ったのです。

同時に、私自身の中ではっきりしてきたのが、本業が扱う分野に対する学習欲や知識欲が減退していることです。育休中は、私自身の予想に反して本業の知識を習得したい気が全く起きず、仕事復帰後も仕事以外の時間を使ってまで本業に関わる学びを深めたいという気はほとんど起きませんでした。むしろ、限られた時間の中で自分時間や家族時間、さらに副業に充てる時間を確保したいという思いの方が何倍も強かったです。

このような経緯があったので、先日の上司面談に臨む私のスタンスとしては、「今の段階では昇進は目指さず、残業を極力減らす方向で働き方を組み立てる」という、見方によってはかなり後ろ向きな姿勢で臨む決意をしました。笑

上司に言えること、言えないこと

私の今期のキャリアプランとして、「昇進は目指さない」「残業を極力減らす」という姿勢ははっきり上司に伝えました。この上司とは付き合いが長く、信頼のおけるメンターのような存在であり、かつ私の子育てや家族に対する姿勢はある程度知ってもらっているので、理解は得られました。

ただ、同じ職場で働く同僚であるからこそ言えないこともあります。副業についてです。前の記事でも記載した通り、私の会社の副業規定が非常に厳しいため、副業申請をせずに実質的に副業に従事できる体制を取っています。私は副業申請をしていないため、当然ながら上司にも副業の存在は一切伝えておらず、「子育て・家事の時間を確保する必要があるため」就業時間をなるべく抑えたい、と伝えています。

副業をしながら本業へのコミットをどう継続するか?

副業の為の自分のリソースの確保。会社員を本業として継続しながら副業をされている方にとっては共通の課題かと思います。副業をされている方は、どのような工夫をしているでしょうか?

私としては、本業に割く時間やエネルギーを極力減退させないため、副業としては労働集約型でないビジネスを選ぶことが一つのカギになるのではないかと思っています。その点、私が副業として参入する民泊事業は、事業開始前にはそれなりのコストや労力が必要になるものの、事業開始後はそこまでリソースを投入する必要が無いビジネスなので、この条件には合致していると思います。事業を始めるまでの物件選定、物件契約後の内装準備、消防設備設置といった作業を本業の合間を縫って行うのは相応の労力が必要と覚悟していますが…。


いいなと思ったら応援しよう!