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コーチングを学習して得たことをクライアントとして生かす

コーチングを学び始めたのは2008年のこと。

生きること全てに行き詰っていて、
 「どうにかしないと…」という焦りと、
 「どうにかしたい!」とエネルギーで
泣きながら爆発しそうなときだった。

今ほどコーチングという言葉を聞かなかった頃に
出会えてよかったと本当に思う。

仕事と並行して勉強の時間をとるのは大変だったし、
結局プロのコーチにもなれなかったけれど、
相談サービスを受けるときのクライアント力がアップした。

その点で、人生に生かせていると言える。


コーチングとは

ときどき復習しないと忘れるので、自分なりに言語化する。

コーチングとは、
目標達成をサポートするコミュニケーション、
双方向の対話のこと。

スキルアップしたい、
試験に合格したい、
理想の自分になりたい、
長年の夢を叶えたい、
のように、
達成したいゴールがある人、現状を積極的に変えたい人、
に特に有効。

効果的な質問やフィードバックなどの関わりを通して、

目標達成までの計画や進捗の確認、
選択と決断の支援、
モチベーションや行動力のアップ、

など、成果につながるようアプローチをする。
3ヶ月ほど継続して支援することが多い。

コーチングサービスのスタイル

一般的にはセッション(1on1)が多い。

グループコーチングもあるが、
セッションよりはワークショップ形式が多い印象。

ビジネスや教育分野でも活用されているため、
コーチング講座も増えている。

コーチングを受けるタイミング

コーチングはセッションを受けるタイミングが
非常に重要だと思う(※個人の見解)。

ゴールに向けて一緒に走っていくサポートなので、
スタート地点で息切れをしていると
思ったほどの効果は望めない可能性がある。

まず以下はスタート地点で持っておきたい。

①元気:目標に向けて頑張る気力と体力がある
②目標:叶えたい未来がある(明確でなくてOK)
③素直さ:対話を生かす心の柔軟性を持てている
④経済的な余裕:料金を支払うことができる
⑤時間的な余裕:自己投資にかける時間がある

コーチングセッションの中でも、
・傾聴(話をゆっくり聞く)
・基盤(ファウンデーション)を整える
など、目標達成まで走れるよう、
息を整えるためのサポートも含まれるが、

ひとまず最初にサービスを受ける時点で、
上記の項目をそろえてから
セッションに臨むことをおすすめしたい。

個人的には、コーチングセッションは、

最終的な成果を目指しパワフルに進みたいときに
受ける相談サービスなので、

上記「心身の体調と生活基盤」が整っていることは
申込のタイミングの一つの基準になっている。

コーチに学んだクライアントの在り方

コーチングの学習に夢中になった理由に
『コーチ』の視点を学べたことがあるかもしれない。

私は子どもの頃から悩み症で、
あれこれ考えてバタバタもがいて失敗するタイプ。

悩みを解決する方法や道のりをイメージできていなかった。

そのため、

『コーチ』(目標達成を見据えた人)の考え方を言語化して
インプットできたことこそ大きな学びである。

例えば、セッションの流れであるコーチングフローは、
クライアントをサポートする会話をするために
コーチが学ぶことではあるが、

相談をするクライアントも知識として持っていると
良いように思う。

【コーチング・フロー】

  1. 現状の把握、今の自分自身を知る

  2. 理想の未来、望む状況を明確に描く

  3. 現状と理想のギャップとその原因を明確にする

  4. 行動計画を立てて動く

  5. 振り返りをする

シンプルで一見すると簡単そうなこの流れ。

自分の力だけでできるなら
コーチングセッションの必要性はあまりない気がする。

でもできないから悩んでいるわけで。

一方で、何をするのかよく分からないサービスは
不安にならないだろうか…?

多くのコーチは、初回にお試しのセッションを
提供している。

その時に、相性やサービスの内容などを
確認するにあたり、

目標達成のイメージの仕方や向き合う姿勢のような
つかみづらい部分が
コーチングフローの中で個性として出やすいと思う。

コーチングセッションを通して
実際に行動して結果を出すのはクライアント自身。
悩みを相談したら自動で叶うシステムではない。

せっかく料金を払うのだから、
サービスを上手に活用して、納得いく結果を取りに行く。

クライアントの在り方を学ぶ、
目標達成の道のりを知り、相談力を上げることで、
充実した時間にしたいものである。

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