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Gates of the Arctic National Park and Preserve, Alaska June 2019 #1


綺麗な小川があって飲み水に困らず、適度に風が吹き蚊の溜まり場にならない。そして、見通しもよく野生動物の動きも把握できる、よし、ここが今日の寝床だ。と思ってテントを張っていると、すぐ近くに熊のうんこがあったりする。


熊さんも考えることは一緒なんだな。
熊さんもここ住みやすいと思うわよね、私たちもそう思う。
どれどれ、うん〜これは1ヶ月ほど前のうんこだね。


ここにたどり着いた時には、カリブーは蚊の大群から逃げてもっと北へ。捕食動物もその後を追って移動していた。双眼鏡を使って寝床の周辺を見渡しても、空っぽの荒野。ちょっと前まで、熊さんもここにいたのね。と想いながらテントを組み立てる。


新鮮な水場があると、そこはその日の寝床になる荒野での2週間の旅。
移動の仕方の根底は野生動物と変わらない。
そして、ここの土地を移動しながら生活していた人たちも、水場をひとつの目安に移動していただろう。


人々がどうやって移動してきたのか、少し感じれた。
それと同時に、やっぱり私たちの基本は水だ。


Gates of the Arctic National Park and Preserve , Alaska 
June 2019

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