立川ヘイトデモへのカウンター - 2019年11月17日(日)/東京都立川市
2019年11月17日(日)、東京都立川市で行なわれた差別煽動団体「日本第一党」のデモに対するカウンター(反対行動)の記録
【動画】
2019.11.17立川ヘイトデモへのカウンター(6分35秒)
【写真】
高いところに登り得意げに叫んでいる、裁判で存在自体がヘイトスピーチと認められた桜井誠・元「在特会」会長/日本第一党党首。
日本第一党は政党のような名前をしているが、在日コリアンに対して「殺せ」「死ね」と叫ぶデモを繰り返し行ってきた「在日特権を許さない市民の会(在特会)」と何ら変わりない差別扇動が目的のレイシスト集団だ。「ヘイトスピーチ対策法(解消法)」施行後も、違法となったヘイトスピーチを繰り返し行っている。
デモの解散場所へと続く歩道が警察によって封鎖されていた。カウンターだけでなく歩行者や自転車も通していなかったので、こうなると迂回するしかない。しかしながら迂回するカウンターは少なく、その場に留まり警察に抗議するか無理やり突破しようとする場合がほとんどだ。
経験上、この場で迂回を提案しても人は動かないので、最寄りの横断歩道を渡り走って封鎖地点のあちら側に回った。そこから足止めを食らっているカウンターに「横断歩道を渡ればこちらに来れる」旨を叫ぶと結構な人が走り出してくれた。実際に封鎖を越えた側から、封鎖している警察官ごしに言うのは説得力があったはずだ。
道路を封鎖している警察官をものすごく押しているカウンターがいて危ういと思った。レイシストへの怒りは忘れてはならないが、安全に抗議を行うことも忘れてはならない。この他にも(特に警察官がいる前での)信号無視や私有地や駅への立ち入りはカウンターをする上で注意が必要である。
そんなこんなで解散場所にカウンターが集結し、激しい抗議が行われた。カウンターが来ないからと安心してノホホンと解散の集会をしていた公園の雰囲気は一変した。
レイシストから安寧な居場所を奪うのは公共の安寧を取り戻すことに等しく、それは不断の努力が必要なのだと思う。私たち一人一人が差別を許してはならないという思いを持ち、できることを続けていくことが大切だ。
TACHIKAWA AGAINST RACISM !!!
【肺炎の話】
実は肺炎にかかっていました。調子が悪くて病院へ行き風邪の薬はもらって飲んでいたのですが、一向に咳が止まず別の病院に行ったところ「風邪の咳が残ってるだけでしょう」と咳止めを処方されるだけでした。
三度目の正直ということでしょうか、三軒目に行ったまた別の病院ではレントゲンを撮ってもらい肺炎と診断されました。「とにかく咳がヤバい」と訴えたところ検査してもらうことができました。
このデモを撮影していた時も身体が辛く、咳が酷かったのを記憶しています。もしかしたらこの時から肺炎だったのかもしれません。レイシストへのカウンターも大切ですが、自身の病にもカウンターしなければならなかったのは言うまでもありません。なかなか風邪のような症状が治らず、酷い咳がずっと続いていたら医者に症状をきちんと訴えることが大切と分かりました。
この記事はすぐ出すつもりだったのですが、身体が弱っていて日常生活を送るだけで精一杯で、公開が遅れてしまいました。どうか肺炎にはお気をつけください。大変に危険な病気だと思います。