改悪入管法の廃止と入管の収容・送還停止、在留特別許可を求めるデモ - 2023年7月1日(土)/東京都品川区〜港区
2023年7月1日(土)、東京都品川区〜港区で行なわれた『改悪入管法の廃止と入管の収容・送還停止、在留特別許可を求めるデモ』の記録
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今年6月に成立した改正入管法に抗議し、入管の問題や不透明なデータの調査継続、入管が強行する送還収容の停止、在留特別許可を求めるデモが行われた。
品川駅前のこうなん星の公園に集まった70名のデモ隊は、品川埠頭に向け出発、京浜運河に架かる港南大橋を渡り、東京入管(東京出入国在留管理局)を時計回りに2周、再び運河を越えて戻り、港南緑水公園で解散した。
【動画】
改悪入管法の廃止と入管の収容・送還停止、在留特別許可を求めるデモ - 2023.7.1 東京都品川区〜港区(9分2秒)
デモ隊が東京入管前で抗議の声をあげると施設内にいる被収容者から声や指笛の反応があった。6分15秒からのカットにその音声はちゃんと収録されている。その場面はデモ隊の声が重なって判別しづらいと思うが、こもった音がしているのでわかるはずだ。
入管の施設中からする人の声は何度聞いてもショックを受けてしまう。辛い気持ちになり、どうしても無力感にさいなまれてしまう。それでも、だからこそ、国に改善を求め続けなければいけないと強く思い直す。そう多くはいけないけれども、何度も現場に足を運ぶのはそういう気持ちを忘れないようにするためでもある。
外国人が増えたとはいえ、多くの人にとって入管問題はどこか遠い話のような気がするのも理解はできる。ただ、見えないだけで身近なところで人権侵害が行われ続けていることは知ってほしい。東京で5番目に利用者の多い品川駅から東京入管へは、こうして徒歩で行けてしまう。品川埠頭にある監獄のような建物の中では、今も自由が奪われ人権が侵害されている人が暮らしている。