2021年11月20日(土)、東京都新宿区で行われたプライドパレード『東京トランスマーチ2021』の記録
「国際トランスジェンダー追悼の日」である11月20日にトランスジェンダーの人権・プライドを訴えるためのパレードが日本で初開催された。
ライトブルー・ピンク・ホワイトの3色からなるトランスカラーの物を身に付けたり、トランスジェンダー旗を掲げたりしながら、約400人が新宿の街を行進した。
トランスジェンダーとは、性的マイノリティを表す言葉の一つ「LGBT」の「T」で、生まれた時の性別と異なる性別を自認し、自ら自認する性で生きたいと望む人を指す。
【動画】
東京トランスマーチ2021 Tokyo Trans March - 2021.11.20(8分33秒)
【写真】
11月20日午後、そびえ立つ東京都庁が目の前に迫る新宿中央公園・水の広場にパレード参加の人々が集まった。
今回の東京トランスマーチ2021を開催するために新たに立ち上げられた団体「TGJP(TRANSGENDER JAPAN)」共同代表の浅沼智也さん、畑野とまとさんの話から出発前の集会は始まり、参加者7名がマイクを握った。
新宿中央公園を出発したパレード一行は、公園通りを北上し、成子天神下交差点を右折、そのまま青梅街道を直進し、大ガードを抜け、新宿五丁目東交差点を南進し、花園通りに入り、新宿2丁目の新宿公園まで約1時間の行進を行った。
パレード警備のため、成子天神下交差点で信号操作をしていた新宿警察署の交通警察官は、交通乗車服に制帽を合わせた少し珍しいスタイルだった。
パッと見でわかるかもしれないが、この警察官は白バイ乗務員である。TVの駅伝中継や普段道路で目にすることも多いので、青色の制服はお馴染みかもしれない。
この乗車服という乗車用の服を着用していながらヘルメットを被らない場合、あごひもが白色のものに帽子覆いを付けた制帽を着用することが服制として定められている。このような作業服とも言えるような服にカッチリした帽子という組み合わせはルールに基づいているのだが、どことなくワイシャツの上にジャージを着ちゃっている学校の教師のような雰囲気を感じるのは私だけだろうか。
通常、白バイ乗務員が白バイによる警察活動に従事しない場合は、制服に着替えて業務を行うのだが、警察署から徒歩ですぐの場所で業務も信号操作だけなので着替えずに白バイ制服のままデモ警備に従事していたものと思われる。
「職場・学校で、性別移行途上で、髪を切らされる伸ばせない現状を知ってください! 男性出生者にも女性と同等に髪を伸ばす・染める権利を! 髪の自由に性差なき平等を! 髪の自由に性差なき平等を求める…」
「もうひとりも欠けてはならない 怒りと誇りの糸をより わたしたちの針は 正義と平等をもとめぬいあげる 政治的な手芸部」
TRANS RIGHTS ARE HUMAN RIGHTS !!