浅草ヘイトデモへのカウンター - 2018年7月15日(日)/東京都台東区
2018年7月15日(日)、東京都台東区で行なわれたヘイトスピーチデモに対する抗議(カウンター)の記録
[動画+写真20枚+コースマップ]
ヘイトスピーチを繰り返す差別主義者団体「在日特権を許さない市民の会(在特会)」が、世界的な観光地である浅草で外国人排斥を叫ぶ差別煽動デモを行った。
同時にそのデモに対抗する人々も集まり激しい抗議が行なわれた。抗議者の中には浴衣を着て「反差別アピールのうちわ」を配る姿もあり、さまざまな方法でレイシストに対抗していた。
ヘイトデモは台東区立花川戸公園(南側)を午後4時に出発した。公園の周辺の道路は警視庁機動隊によって封鎖されており、抗議者は馬道通りでデモを待ち構える形となった。
公園を出て馬道通りに入った差別デモ隊は北上し、馬道交差点を左折し言問通り〜国際通り〜雷門通りと進み、吾妻橋の手前で左折して隅田公園の広場まで45分ほどの行進を行った。
【動画】
2018.7.15浅草ヘイトデモへのカウンター(8分38秒)
今回のデモでは差別デモに抗議する市民を警察が必要以上に押さえ込んでいる姿が目立った。
映像6分46秒〜に写っている機動隊の警部補は、背後からカウンターの首に腕をまわしながら動きまわっていた。抗議者は犯罪者ではないし、危ないのでやめてほしい。
ヘイトスピーチ対策法が施行され、ヘイトスピーチは違法行為となっている。外国人が多くいる浅草の街で違法デモが白昼堂々行われ、警察が注意もせず好き放題させているというのは絶対におかしい。誰がどう見ても警察はレイシストの味方である。
【写真】
デモを先導する機動隊の指揮官車のやぐらには指揮棒を持った警視が二人も乗っていた。警視の階級になると着用する制帽の腰に2本の金銭が入るので、帽子ですぐわかる。
前列左の警察官が浅草警察署の署長だ。右胸に署長章(存在感のある丸い金色バッチ)を着装しているので識別ができる。また左胸に着装している「かまぼこの断面」みたいな形状の上部にある識別章に「001」という番号が記載されているが、最初の番号は所属長に割り当てられるというルールがあり、1番は1番偉い人というわけだ。左腕にしている「現責」腕章は他では見たことがないので浅草警察署で独自に作成しているオリジナルのアイテムのはずだ。似たような警察署独自アイテムはちょくちょく目にすることがある。
対して、前列右の警察官は機動隊の副隊長だ。右胸に副隊長章(小ぶりな丸い銀色バッチ)を着装しているので識別ができる。警視庁の機動隊員は識別章を外して活動しているので左胸には階級章のみを着装している。シャツの両襟に着装している丸い金色のバッチが機動隊章だ。
レイシストが活動を続ける限りカウンターの罵声は止むことはない。私もカメラを持ちその姿を写し続けよう。