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片割れみたいな人へ
これは、去年の9月に書いていたもの。
ずっと下書きに眠っていたけど、公開することにした。その時と今では、すこし違う気持ちが混ざっている気もする。それがなんなのか、名前をつけることはできないのだけれど。
名前や定義をつけられる気持ちや関係は、ひとにぎりだ。名前があると安心できる?
本当は、もっと沢山の感情が折り重なったり溶けあったり反発しあったりしているのに。
***
あなたはいつか、この文章を読むのかもしれない。
私が教えない限り、おそらくここは発見されないだろう。
知ってほしいような、まだ知らないでいてほしいような。
あなたには、話してみたいような。
そんな私の一部がここにはある。
家族も知らない一部。
もしかすると、私も知らない私の部分。それはあなたが気づいて、私に伝えてくれることで、私にも見えてくるのかもしれない。
この気持ちに名前はあるのかな。
恋に近いのかもしれない。
名前がつかない物事の、なんて多いこと。
それとも、「おとななじみ」だからなのかしら。
叶うならば、
同じ景色を見て、同じものを食べて、同じものを飲んで、同じ場所で眠れたら、なんて。
それは、どんな関係なのかしら。
どんな気持ち?
叶うならば、様々な制限がないところで、ずーっと話してみたい。
ぐるぐる回る山手線に乗って、ずっと隣に座っててもいい。
たぶん、飽きないよね。
今のところは。
いつか、この気持ちがもっと優しいものになったり、薄まったりすることはあるのかな。
それはまだわからない。
でも、きっとずっと大切な関係でいる気がするよ。
大切にするよ。
だから、長生きしてね。
約束。