「君を愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます 1巻紹介・感想
ネタバレを含む記事ですのでご注意ください。
~結婚初日、「夫婦になったが愛する気はない」と一方的に伝えたのに
彼女は次の日から俺のことを家族として扱い 誕生日をまるでそうすることが当たり前みたいに祝って プレゼントを渡してきたんです~
あらすじ
没落貴族の令嬢、エルサのもとに舞い込んだ報せ。それは超エリート貴族、ユリウスからの求婚だった。
「そんなご立派な方がなぜ私と?」不思議に思いつつも結婚を決めたものの
挙式後、優しく穏やかだったユリウスが豹変!
「今後、きみを愛するつもりは一切ない」と冷たい声で告げてきて!?
今回、ご紹介する漫画は 「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます という漫画です。
なぜ私がこの漫画を紹介したいのかというと、今まで少女漫画が苦手でほとんど読まなかった私が読んですごくはまったからです。
なぜはまったのかというと、ヒロインのエルサがとても魅力的なキャラクターだったからです。
エルサは、没落貴族の令嬢でとても貧しく暮らしていますが、家族や周りの人ととても仲が良く、愛されて育ってきた女性です。
自分で野菜を育てたり、服は自分で縫い、周りの人の作業着なども縫ってあげていました。
貧しさに負けず、幸せに暮らしていました。
逆に、エルサに求婚を申し込んできた超エリートのユリウスは、上司の命で血筋を考えた政略結婚をしただけだったのです。
超エリートで小さいころから裕福な暮らしをしてきましたが、両親の仲が悪く、自分も大切にされてこなかったため、人の愛を知らずに生きてきました。
ただ、仕事上、有益な情報を得るために貴族の女性に近づいたりはしていたので、上辺だけの女性の扱いには慣れているという人物です。
このお話の一番の見どころは、
裕福でエリートだが、家族や人の愛を知らないユリウスに、貧しくとても恵まれているとは言えないが、家族や人々の愛や温かさを知っているエルサが、それを教えてあげる、与えてあげるという点です。
冒頭に書いた、結婚初日、「夫婦になったが愛する気はない」と一方的に伝えたのに 彼女は次の日から俺のことを家族として扱い 誕生日をまるでそうすることが当たり前みたいに祝って プレゼントを渡してきたんです
というのはユリウスのセリフで、君を愛する気は一切ないと言われたのにもかかわらず、エルサはユリウスの誕生日を知ると、とてもうれしそうに誕生日を祝ってプレゼントを渡してきたことを上司に話すシーンです。
このことをきっかけに、ユリウスのエルサに対する気持ちが少しづつかわっていくきっかけになりました。
おそらくユリウスは自分の誕生日をこんなにうれしそうに祝ってもらったことがなかったのだと思います。エルサの純粋な人柄にひかれたユリウスは、初めて人のことを信じてみたいと思い始める展開もとても感動的です。
次回の記事では、きみ愛2巻の感想を書きます。
ここまで、読んでいただき本当にありがとうございます!