非行少年の更生
非行少年になってしまうと更生は難しいですよね。
今日は、非行少年の中にも理由がある子もいる。ということをお伝えします。
どうして非行少年になってしまうのか。
憧れをもってなってしまう子も中にはいます。ですが、皆が皆、そうではありません。
家庭環境が良くない子や親の愛情不足、人間関係などが考えられます。
こんな気持ちかも...
小さい頃から虐待を受け、虐待的以外の関わり方がわからない...
愛情を貰うことができず寂しい。構って欲しい...
鑑別所送致になった私の兄
年子の兄妹で上から兄→兄→私
小さい頃から、兄2人はサッカーをしていた。
会場は別々で長男は試合に出ることが多くなり、母は長男の試合ばかり観戦。次男が高学年になり、試合に出ることが多くなったが、母は今まで長男を見ていたからか、長男の応援ばかりだった。
私からみてもわかるくらいに次男はすごく寂しかった。私は次男の寂しさを紛らわすため、笑わせたりして次男は優しいのもあり、よく遊ぶようになった。
留守番の時、少し乱暴な兄は次男をいじめ、それを私が止めようとする。だが、私もやられて泣くだけ。
次男はそのまま中3になり、グレてるけどすごく優しい友達ができた。すると、次男もだんだんグレて部活のサッカーもズル休み。それから深夜徘徊、窃盗、暴走、無免許運転等をするようになり高一で捕まって鑑別所に入れられた。
次の日すぐに面会に行くと、今まで見たことない大泣きしている次男。母に「ごめん。ごめん。お母さんごめん。迷惑かけてごめん。」と30分、母と私も泣くばかり。
面会から帰宅後、母に
私「小さい頃、サッカーの件で寂しい思いさせたはずね。兄との喧嘩もやられてばかりで痛くて辛かったはず」というと次の日、面会で泣きながら
母「サッカーの時寂しい思いさせてごめんね」
次男も泣き出し、「うん。うん。」
その時、私は、やっぱり次男はすごく寂しかったんだと。。。
それから2週間、兄は裁判に向けて作文を書き続けた。文章が苦手だった。だが、分からない漢字は辞典で調べ、丁寧に仕上げた。裁判でそのまま少年院に行かせるか判断される。私達は家に帰ることを願うばかり。裁判当日、裁判官には文章が苦手なため、文からは反省が伝わらないが、辞典を使って丁寧に仕上げたことにより、その反省が伝わった。その結果、次男は家に帰ることができた。
兄は更生し、次男は通信高校のため、仕事を毎日行き、不登校気味になっている私を何時に学校に行くの?と気にかけてくれるようになった。
私は、鑑別所に入って、当時はすごく辛かったけど良かったと思っている。
この体験から私は、愛情の大切さと、非行少年たちなりに頑張っていることがわかった。