サンタへの感謝
長男はあれほどしつこく聞いてきたのに中学に入るとピタリとサンタにオーダーしなくなった。
なぜ?と聞くと、
『小さい人たちにバトンタッチすることにした。』
と答えた。
それからはクリスマスプレゼントは私が一緒にいき買うことになった。
しかし小さな弟はサンタにオーダーするので、毎年我が家に来た際にサンタは気を使ってか、長男の枕元にも何かしらのプレゼントを置いてくれた。
6歳離れた次男坊は、兄が中学生になってからも引き続きサンタが来ていることに
『またお兄ちゃんにもきたの!!?!』と、毎年喜んでいた。
おい。しかし待てよ。
僕が中学になったらもうサンタさん来ないんだ、、。もう小さいひとが居ないから、来ないんだ。
と、ある時から毎年、心配しすぎて泣いていた。
『頼む、ママ、小さいひと産んで下さい。。』
と懇願された。
そして次男坊は小6のクリスマスの朝、サンタからのプレゼントを抱きしめながら
『来年はもう来ないのかもしれない』と泣いた。
『ねぇ、サンタさんはどこから来るの。どうして来なくなるの、、』と小6の次男坊は真剣に私たちに聞いてきた。
車内で泣きながら聞いてくる次男坊に、高校3年生の長男が淡々と説明していた。
2年前のその様子がまだ動画で保存してある。
『いるよ。サンタクロースは確実にいる。ただ物事は全てが見えるとは限らないんだ。お兄ちゃんにもよく分からない。しかし確実にサンタクロースは、いるんだ。それだけは分かっている。現にプレゼントが届いているじゃないか。夢じゃない。確かなんだ。信じることだ。』
🎄
去年、次男は中学生になったらピタリとオーダーしなくなった。
『サンタさんに今年は何をお願いするの?』と聞いても、『欲しいものが特に無くてね』と微笑んでいた。
あんなにサンタクロースいるのかいないのか、と聞いてきたが、その質問もしなくなった。
去年から長男同様に、次男にもクリスマスプレゼントは私と一緒に買いに行くスタイルになった。
しかしクリスマスの朝、2人の枕元には相変わらずサンタさんからのプレゼントが届いていた。大騒ぎして叫びながら二階の自室からは降りて来ないし、見せに来ない。新しい靴を手に降りてきて、『なにそれ、どしたの?』と聞いたら、『サンタきたよ』と微笑んでいた。
🎄
今年も2人にはクリスマスプレゼントをわたしが購入した。
長男はヘルニアで腰がアレしとるもんで、ファイテンの靴を買いに行った。履いてねぇみてぇに軽いぜー!と大喜び。
次男にはドラムのスティック入れとABCマートでadidasを購入した。うっそ、27センチって何。彼らの父親が身長190センチくらいあったので、どんだけになるのか。
昨日のクリスマスの朝も、2人にはサンタが来たらしい。