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ひとつで尖るか?マルチを目指すか?
タイトル、最近の私の悩みなんですよね。
自分の唯一の資源である「時間」をどのように配分するかという大切な問いにも繋がるわけなので、
noteを書きながら思考を整理していきます。
お時間ある方はぜひお付き合いいただけると嬉しいです。
マルチでいたい欲
私の根本はこれです。
何でもできるのかと言われれば、苦手なこともたくさんあるのですが、
その苦手を克服して、戦闘能力をMAXにすることにエネルギーを費やしたくなります。
グラフで言うとこんな感じが理想。
学生時代の成功体験
長いこと満点志向タイプだったので、何でだろうと考えてみました。
すると、学生時代の成功体験がもとになっているのではとう仮説にたどり着きました。
勉強、運動、音楽と、それなりに上手くやってきた結果、
学校では先生に褒められ、そのことによって同級生からもチヤホヤされ、
クラブなんかでリーダー的ポジションに就くと、主導権を握ることが多くなります。
すると、自分の知らない事情や自分のコントロールの及ばないことに
苛立ちやある種の恐怖を感じることになります。
よって、自分がオールマイティになって高いポジションを目指すことが正に思えてくるのです。
また、私の学生時代の優秀な友人が言っていました。
「何でもそつなくできるからこそ、自分の強みなんてないと感じる」と。
以上が私の考察ですが、ここで新たな問題が立ち現れます。
ひとつに尖りたい欲
一方で、まるで正反対なのですが、何かひとつを極めてそれであっと言わせたいという欲もあるのです。
現代のリーダーのあり方のような書物を見ても、いかに周りを巻き込めるかが大切ということが説かれており、
実際、例えばYouTuberとして活躍している人は、何か一芸に優れていて、
ついこの前まで素人だった人が一夜にして有名人、
スポンサーがついてさらに影響力が強まって…というようなことだって起きるのです。
これはすごい時代の変化です。
また、以前、テレビ番組でも見たことがあります。
あるアパレルブランドの社長が、ファッションに懸ける思いだけ突き抜けていて、実務は全くダメ。
しかしその思いに共感し、社長の人柄に惚れ込んだ数人のスタッフが周りを固め、会社として大きく成長したとのこと。
弱みがあるリーダーってすごいですよね。
むしろ、そうやって不完全で危なっかしいからこそ、周りがサポートしたくなる。
そんなリーダーシップのとり方があるなんて。
結局どちらがいいのか?
ここまで論を進めてしましたが、二者択一というのはやはり難しいのではないかと思います。
よく言われるように自分の好きな分野で100×100×100の人材を目指すのが
ベストな選択なのではないかと思います。
マルチだと助け合う風土を作りにくいし、突出した才能を見つけるのは難しい。
それぞれのメリット・デメリットを上手く合わせたのが、この「一万分の一の人材」なのではないかと思います。
※100×100×100人材については、色々な文脈の中で語られていると思いますが、私はキンコン西野さんの著書が印象に残っています。
さらに、『世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)』(山口 周 著)にも興味深い示唆がありました。
「科学におけるイノベ ーティブなアイデアの多くは 、領域横断的なところで生み出されているんです」
つまり、ひとつの分野だけに長けていてもイノベーションは起こせない。
横断的な知見を持ってはじめて、新しいものが生まれる、と。
これはスティーブ・ジョブズのカリグラフィーのエピソードを想起させます。
ここで、私も自身のどの強みを伸ばしていくかを検討するためにブレストをしてみました。
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健康(筋トレ、皆勤賞)、潔癖、国際交流(英語、中国語、留学)、文章(ブログ、添削、論理、読書、コナン)、シンプリスト(部屋、引っ越し)、アート(イラスト、ものづくり、建築)、IT(最新のもの、時代を読む)、食(ラーメン、辛いもの)、美(インスタ、色白、女優、構造美)、エンターテインメント(お笑い、謎かけ、小説、コナン、ディズニー)
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思いつく限り挙げてみましたが、3つくらいに絞るのは中々難しいものです。
ついでにシナジー効果も期待できるようにと思うと、さらに判断に迷います。
ですので、一旦この議論は置いておくことにします。
さて、「一万分の一の人材」を目指すに当たり大切なことは、人間性を磨きながら、ということなのではないでしょうか。
どんなに素晴らしいことを成し遂げようとしていても、周囲に恵まれなければ、その道程は困難を極めるでしょう。
サポートしたいと思われる、放っておけないと思われる、よきライバルだと思われる…。
色々なパターンがあるのでしょうが、人に愛されることは一つの重要な要素なのではないでしょうか。
まとめ
今まで以上に人間性が問われると予想されるこれからの社会。
まずはgiverになって、人との強い絆を作りつつ、強みを磨いていこうと思います。
※追記
ストレングスファインダーの存在を思い出しました。
強みを絞るためにも近いうちにやってみようと思います。