自分の意見の構築①

『自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』(ちきりん 著)より【問1】義務教育への飛び級制度の適用について 「日本の義務教育にも飛び級制度を導入すべきだ。アメリカのように、よくできる子は15歳くらいで大学に入学できるようにすべきだ」

↑飛び級を適用すると、反対の場合は残留もあるのか?それとも進級はする?

賛成
・勉強できる人、好きな人が、そのレベルに合った学習をすることで、giftedの才能を潰さずに、人類の研究を進めることができる。
・勉強できる人が同じ足並み揃えて進むのは、人生で1番柔軟性があり、没頭できる子供時代を無駄にしてしまう。
・勉強できない、苦手だ、と気づいたら別の道を模索するきっかけになる(今は基本的には学力というひとつの基準でランク分けがされているが、その基準を増やせるイメージ。勉強が好きならそれを伸ばす。)
・勉強苦手な人がイヤイヤ勉強したことは、長い目で見て、その人個人の利益にならない。
・勉強できるかどうかは、ある程度の遺伝の要素と生育環境に影響される所が大きいので、苦手なことを克服する必要はない。(好きな人だけが取り組めばいい)
・知的レベルが同じ人と対話した方が、楽だし、年齢によって興味関心が違うので、そういう意味で多様性を身につけられる。

反対
・学校は人とうまくやっていく社会性を身につけるところなので、歳の違う人と交流するよりも、まずは同年代と一緒に過ごして社会性を身につけるべき。
・勉強をやらざるを得ない環境にいてこそ、周りと比較してこそ、自分の立ち位置がわかって向上心が生まれたり、向き合えたりする。
・同じ年代で、色々な知的レベルがあるということ(または、それが家庭環境に起因するものだとしても)を通して真の意味で多様性を学べる(知的レベルが同じ人は大体同じようなバックグラウンド)ので、寛容な社会を構築するのに役立つ。

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