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仕事=自分の生きるスタンスなのか

最近考えずにいられないのが
「仕事=自分の生きるスタンスなのか」ということ。

人生の3分の2くらいの割合を「仕事」が占めるのだとしたら、
仕事は私の生き方の象徴であり、私という人間を物語る大きな手掛かりだ。
テレビの業界で働く私は、少なくとも他の人よりはテレビが好きだし、よく見るし、この分野に限っては一家言あるつもりではある。

通勤中とかによく考える。
今とは全く違う業界に転職しようとして、私はその面接でちゃんと自分の思いや意見を本気で話せるだろうか?
大学生の時の就活で悩んだのもこの部分だった。

自分の興味・関心のないものや「私自身の視点を養っていないもの(=私との間に深いつながりのない分野)」を志望するときに私は自信をもって話せない。にわかファンの分野では、エントリーシートが書けなかった。

そういう点において、かなり不器用な人間だと思う。自分が思っていることしか口に出せない。他者へのお世辞やおべんちゃらはいくらでもいえるけれど、いざ自分の人生に深く向き合う時、やっぱり嘘がつけない。

でも周りの友人たちは、大企業であることやワークライフバランスがちゃんとと整っていること、福利厚生が充実していることなどを軸に器用に就職していった。「この仕事がしたい!」という思いよりも「こんな生活がしたいからここで働いたほうがいい」という考えで社会に羽ばたいていった。
経済格差がある今の世の中で、彼女ら・彼らの選択は、賢い選択だったと思う。金や時間の余裕は、心の余裕だし、人生の余裕だ。
それらがあってこそ、生きることの幅や深みを感じることができる。


大学4回生の私も25歳の私も同じことでずっと悩んでいる。
友人たちのように賢い選択はしなかった自分。
むしろ辛いことや大変なことが多い仕事。
でもそんな時思い出したい。
「仕事=私の生きるスタンス」

働くことは、生きること。私の生き方。

それが社会から見たらブラックな業界だの、斜陽産業だの言われて
まっとうな生き方からは外れた仕事だとみなされる。
朝から晩まで仕事をし続けることがかっこいいとされる時代ではなくなったから、プライベートな時間がない仕事人は「かわいそう」とみなされる。

それでもいいじゃないか。
私がやりたいことを真っすぐにやっていく。
きついことも苦しいことも嫌なことも織り込み済みで…

そう早く腹をくくって、割り切れるようになったら
私は一皮むけるのだろうか。




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