ワルシャワ医科大学医学部3年 まとめ【薬理学】
こんにちは!
ポーランドの医学生🇵🇱りんたろ です!
医学部も3年生を無事終えることができて、4年生の進級が決定しました。ポーランドの医学部も日本と同じ6年制なので、やっと折り返し地点まできました。まさか自分がここまでストレートで進級できるとは思ってもいなかったので、とっても嬉しい気持ちでいっぱいです!
さて、今回は3年生のメイン科目である、薬理学についての記事です。
■薬理学とは■
薬理学とは、薬物の人体に及ぼす作用を研究する分野である。その内容は薬物の構造特性、代謝経路、作用機序や副作用、臨床での有用性について学ぶ(Wikipediaより)。
簡単な言葉にすると、普段自分達が使う薬がどうやって体に作用していくかを学ぶ学問です。
■授業■
授業は大きく分けて「レクチャー」と「セミナー」の2つに分かれていて、セミナーは絶対に出席しなければいけません。1回でも授業を休むと単位をもらえないので注意が必要です。
レクチャーはオンラインでの授業だったのと、出席が自由だったので僕はほとんどは友達が録画しておいてくれた講義動画を後日、倍スピードで観ていました。試験には、レクチャーとセミナーの両方の内容が出題されますが、レクチャーとセミナーの半分以上は似たような内容です。
大学の授業は日本の高校みたいにいくつかのグループに分かれていて、基本的には同じグループの人たちと授業を受けます。時間割も既に決まっているので、それ通りに動けばいいので学期初めに履修登録をする必要もなく楽で
す。
■試験の構成■
ワルシャワ医科大学の薬理学は3年生の前後期、そして4年生の前期と1年半に渡って学びます。
3年生では、それぞれの学期末に中間試験(Intermediate Exam)があります。そして、4年生の前期に3年生の内容を含んだ試験(Final Exam)があります。3年生を終えた時点では薬理学の単位を全て取ったことにはならないので、この学年でポーランド国内の他の大学に編入をしたりすると、かなりややこしくなります。
中間試験は30問、期末試験はまだ受けていませんが、100問出題されて、中間も期末も60%以上で合格です。
もし不合格になってしまうと、中間テストでは1回の再試と、口頭試験があります。
試験を受けてみた体感としては、試験の半分以上はセミナーで受けた内容が出題されていました。レクチャーとも内容が被っているところがあるので、セミナー+レクチャーで試験に出やすいと思われる部分を予想して勉強すれば、合格点には届くと感じました。
それでも、中間試験は30問しか出題されないので、1問にかかる負担が大きいです😭
■まとめ■
個人的に、薬理学は勉強していてとっても楽しかったです。普段自分が風邪や体調不良の時に服用した事のある薬が体の中でどういった作用をするのかを知れるのは興味深かったです。また、満遍なくですが薬品の知識がついたので、今後病院実習をする際に、薬理学で学んだ知識を実際に臨床現場でどのように使われてるかを知ることができるので、来学期からがとても楽しみになりました。
以上が3年生のまとめ、薬理学編でした!