ワルシャワ医科大学医学部4年 まとめ【総括】
期末試験を終え、夏休みが始まり日本に帰国中です!
待ちに待った夏休み!遊びだ遊びだ!
毎年、その年のまとめ記事はいくつかの科目毎に分けて投稿を行うのですが、今回は1つの記事に濃縮しての投稿です。また、今回は大学の授業以外でのプライベートの使い方についても書いているので、ぜひ最後まで読んで頂けたら幸いです◎
この記事の構成は、
1. 薬理学
2. 病院実習
3. インターン
この3つのことについて述べています。
■薬理学■
3年生から1年半かけて行われる薬理学。ワルシャワ医科大学で履修する科目の中では一番長いコースです。4年生では前期(10月〜1月)まで履修しました。
3年生は基礎薬理学(Pharmacology and Toxicology)、4年生では臨床薬理学(Clinical Pharmacology)とコース名が違いますが、対して学んだ内容は変わりませんでした。
ただ、一番大変なのが試験対策でした。
3年生で2回ある中間試験の総まとめをやるわけですから、覚えなければいけない薬の量や禁忌など、それはもう膨大でした。
覚える量は膨大ですが、ほとんどは3年生で学んだ内容の繰り返しなので、新しいことはやらずに、3年生の時にテスト用に作ったノート(USMLE First Aidに書き込みをしていくスタイル)を使い、ひたすら復習しまくりました。
また、英語では「Speed Pharma」を視聴し概要を理解し、1つ1つの詳しい薬は日本語で「薬juku」と「yakulab」を視聴しました。
英語と日本語を混ぜて行う勉強法はあまり良くないのかもしれませんが、個人的には英語が完全なネイティブじゃないこともあり、2つの言語で聴くことでより理解が深まるのでこの方法で勉強しています。
また、英語では多くの学生はSketchyという情報を絵で関連付けて覚える映像授業を使っていましたが、自分には合いませんでした。
試験は5択問題で100問あり、51問以上で合格です。
過去問はもちろん、ChatGPTの活用はこれから先、試験を合格していく上で自分には必要不可欠だと感じています。
より詳しい薬理学の内容が知りたい方は、3年生の薬理学の記事をご覧ください↓◎
■病院実習■
4年生から、薬理学以外の授業は基本的に病院実習です。
大学病院や関連病院に実際に行って、外来をみたり、回診をしたり、指導医の監視下でアナムネ(問診)や簡単な手技(聴診や血圧測定など)もさせてもらえます。
実際に患者を診たり、医師の仕事を間近でみれるのは、将来の為になると思うので、非常に貴重で有り難いですね!
各診療科は短くて1週間、長くても3週間と、行く病院が頻繁に変わるので指導医と仲良くなる頃にはコースが終了していしまうのが残念な所でした。
また、病院によっては、自宅から1時間程かかる施設もあったりと大変でした。
病院実習は朝早いことが多く、大体はお昼頃には終わります。
コースの最終日には簡単な小テストがあり、合格すると単位がもらえます。小テストは基本落ちることがないので、心配ないです。
■インターン■
3年生までは、毎日のように朝から晩まで授業がいくつもあり、とにかく忙しかったのですが、4年生になり病院実習が始まると早朝に病院へ行き、大体12時頃には実習も終わるので、午後は基本暇になります。
空いている時間の使い方は学生によって様々です。
学生が主体となって自治組織を形成し医学に関係するサークル活動を行う人もいれば、教授について研究論文を書いてる学生、そして特になにもしないという学生もいて、それぞれが思い思いに学生生活を楽しんでます。
僕は、勉強にもゆとりが出来てきたので何かおもしろいことがしたいなと思い、リモートで働ける企業を探していた所、素敵なご縁があり、今は医療スタートアップ企業でインターンをしています。
インターンのより詳しい内容に興味がある方は、以前公開した記事をご覧下さい↓