#13 吉田豊彦監督ありがとうございました2
皆さんこんにちは！
前回に引き続き吉田豊彦監督のここが凄いと言うところを紹介します。
前回をまだ読まれてない方は下記にリンクを貼り付けておきますので、是非そちらからご覧ください。
前回は主に監督の【人間性】について触れました。今回は主に指導のことでどの様なことを教えていただいたかを振り返っていきます。
これは私が教わった4年間の中で、私だけが教わった事ではなく、高知ファイティングドッグスに所属していたピッチャーが口酸っぱく言われていた事です。現在阪神で中継ぎの柱として活躍する石井大智投手、ソフトバンクでフォースラを武器に活躍する藤井皓哉投手、昨年育成から支配下に上がり新人記録の22試合連続無失点記録を作った楽天の宮森智志投手も同じ事を言われてきてます（3人ともかわいい後輩達です！）
3人が活躍できているのも、吉田監督の指導が関わっているのは間違いありません！そこをふまえて読んでいただけると幸いです。
練習の大切さ
高知FDに入団してどの投手も1番最初に言われるのが【練習の大切さ】です。
これはどんな練習でも目的を持って、手を抜かずやり切りなさいという教えです。
特にツラいランニングメニューや地味な基礎練習をやっている時におっしゃられます。
吉田監督は現役時代40代になっても、黙々とランニングを続けて、若手の見本になっていた様です。詳しくはこの記事をご覧ください！
監督は自らの事を不器用だと言いますが、57歳となられた現在でも毎日バッティングピッチャーを努め、時に打者のバットを折る姿を見受けます。これを見ると明らかに天才としか思えないのですが（笑）、毎日同じことの繰り返しを継続した結果、今でもその動きができるそうです。
私がその域まで到達するにはまだまだ時間がかかりそうですが、世界どこに行っても練習は継続していて、メキシコではチームメイトに練習量に驚かれるほど練習しています！
準備の大切さ
特に試合の前に【準備の大切さ】を指導されています。これは練習の大切さと通ずるものがありますが、一瞬でも相手に隙を見せない様にし、しっかり自分のプレーをしなさいという教えです。
準備の大切さで監督から教わり印象に残っているのは2つあります。1つ目は【クローザーは初球から全力でねじ伏せる準備をすること】。2つ目は【先発は点を取られてもアウトを優先する状況があること】です。
【クローザーは初球から全力でねじ伏せる準備をすること】はどういうことかというと、9回は相手も負けたくない為、どうにかして点を取ろうとします。試合の流れも変わりやすい。そのプレッシャーに耐える為には、頭から全力で投げ切らないといけない。その為に自分にはどんな準備が必要で、それにはどのくらい時間が必要なのかを知りなさいということです。
高知に入団して最初の2年間はクローザーを任せて頂きましたが、最初はなかなか準備が整わず、コントロールを乱してしまう場面が多くなってしまいました。1年目の9月に『これだ！』と思える準備ができるようになってから安定感を増し、2年連続セーブ王を獲得しました！2年目に至っては自責点がわずか2で、タイムリーヒットを1本も打たれませんでした。これが出来るようになり、1イニングのピッチングはかなり自信を持てるようになりました。
2つ目の【先発は点を取られてもアウトを優先することがあること】については、簡単に言うとしっかり状況判断をしなさいと言うことです。
高知3年目に先発に転向して、1番最初に思ったのが「なぜそんなに点が取られやすいのか」ということです。完璧主義な所がある自分には、イライラして仕方ありませんでした。
その時に監督から上記の事を教わり、準備は身体だけではなく、心や頭も準備する必要があると教わりました。試合の流れを読んで、チームを勝利に導く為に投げるのが先発投手の役目だと気づき自然と勝ちがつくようになり、最終的には最多勝を含む、MVPを頂くことができました。
【心は熱く、頭はクールに】
火のつきやすい自分が再三再四言われ続けた言葉です。これからも出来る準備は全て行い、相手に挑み続けていきます。
以上の2つが吉田豊彦監督が、高知ファイティングドッグスの投手陣に主に指導されてた事になります。意外にも技術的な指導はあまりされていません。
投球に関しては1人1人感覚が違い、その感覚を尊重されてたと思います。頭ごなしにああしなさい、こうしなさいがなく、選手が自ら考えて、分からなくなった時に監督に聞くというスタンスでした。これが間違いなく今にいきてます。
この文章を書いてる前日メキシコで初勝利をあげることができました🙌。この試合は1回に3安打固め打ちされ1点を失うものも、その後立て直すことができました。まさに監督の指導していただいた事はメキシコでも通用すると思った試合になりました。これからもこのような投球を続けて、【まだまだ投げたい‼️】です。
今回もご覧いただきありがとうございました‼️
次回も楽しみに！