知ってるようで知らないかも?でも知っておきたい食事のマナー10選☆
自分流儀のダンディズムを追求する石井凛太郎です!
三谷幸喜の傑作ドラマ「王様のレストラン」で主人公の伝説のギャルソン千石が「ここは食事を楽しむ場です。腹が空いたら食べればいい。飯を食うのにルールなんてありません」と言う場面が出てきますが確かにルールやマナーを気にせず食べる。それが一番自然で美味しく味わえるのかも知れませんね。
とは言ってもやはりドレスコードやマナーを厳格に守るべき場所に出かけることもあります。
そんなとき一緒に食事を楽しむ方やお店側に不快感を与えないためにも最低限のマナーだけは覚えておきたいですね。
何も難しく考える必要なありません。ほんの基本的なことを抑えておくだけで緊張感から解放されるのでご安心を!
日本における食事の概念とは?
日本では古来より飲食行為は儀式の性格を持っていました。「神仏に対するお供え」というかたちで食物を集めその後に会衆がそれを分け合って食べるわけですね。お酒のことを「お神酒」と呼ぶ風習もこの儀式から発生したものです。
その中で作法と称される古くから守られてきた決まりは沢山あります。
ところが「儀式」としての成り立ちは古くからのものですが、「マナー」という観念の大切さはやはり欧米でより強く認識されて来たようです。
事実イギリスの「イートン」や「ハーロー」などのパブリックスクールやアメリカのアイビー8校でも食事のマナーを厳しく指導しています。
そこであくまで知っているようで知られていない礼儀やマナーをいくつか挙げてみましょう。
ホテルやレストランでは?
テーブルについたらナプキンは膝の上に
案内されてテーブルについたらナプキンは二つ折りにして折り目が手前に来るように膝の上に置くのがマナーです。
テーブルにつくというのはいつでも食事する準備が出来たという意味なので、くれぐれもお話しに夢中になって料理が運ばれてから慌ててナプキンを手にしないように!
食べ終わってもナプキンはたたまない
食べ終わったあとナプキンを綺麗にたたむのがマナーだと思われがちですが、ナプキンをたたむのは食事が美味しくなかったという意味になります。
さり気なくテーブルの上に置いておきましょう!
テーブルの上には何も置かない
女性の中にはバッグやポーチをテーブルの上に置く方を時折見かけますが、バッグは本来運搬道具なのでテーブルの上に置くことはマナー違反になります。
もちろん男性のスマホもこれに含まれますよ!
ワインを注いでもらうときグラスは手に持たない
日本酒やビールの場合はグラスはおちょこなど手に持って注いでもらいますが、ワインの場合は特にレストランのスタッフに注いでもらうときは手に持ったり手を添えたりしないようにしましょう!
乾杯のときグラスは合わさない
これは特に注意したい点ですがワインやシャンパンを飲むとき、思わずいつものようにグラスを合わせがちですね。
ところがレストランのワイングラスやシャンパーニュグラスは高価で繊細な作りのものが多いので合わせると割れてしまうことがあります。
グラスが割れてしまうとせっかくの雰囲気も壊れてしまうので気をつけたいですね!
次に和食のお店では?
箸をつけるのは左から
たくさんの料理が並んだ場合など、何から食べようかと迷いますね。
基本的にはお好きなものから食べてもいいのですが作法として、和食は左から右へと味が徐々に濃くなるように配膳されています。
いきなり濃い味のものを食べると薄味のものを食べても味が分かりにくいので、迷ったときは左から。これを覚えておくだけで料理が一層美味しくいただけますよ!
拝み箸、逆さ箸箸ない
料理を食べるとき「いただきます」というのはマナーですがこのときに注意したいのは、箸を横にして両手の親指と人差し指の間にはさむ拝み箸。
また大皿の料理を取り分けるとき使っていた箸を逆さに持って取り分ける方がおられますが、そんなときは取り分け用の箸をもらってからにしましょう。それまで手に持っていた部分で料理を取り分けるのは相手に対して失礼にあたるので避けた方がいいですね。
あと箸を使って器を手前に持ってくる「寄せ箸」や「迷い箸」も避けたい行動です。
「箸使いで育ちが分かる」
そんな言葉もありますから注意したいですね!
お刺身は白身から
コース料理などではお刺身を盛り合わせてありますが、そんなときはまず白身やいかなどたんぱくな味ものから。
そして貝類、赤身の順に食べることをおすすめします。
これも左から食べることと同じように薄味から濃い味へと食べた方が素材を吟味することができます。
手皿はしない
食べ物を口に運ぶときお箸を持つ手と反対の手を口に添えて食べる「手皿」。
一見上品そうに見えますがこれは和食の作法から言うとマナー違反になります。
少し食べづらいものなどは取り皿を添えてお寿司のときは醤油皿を添えて召し上がってください。
椀ものは飲み終わってもふたを裏返しに置かない
椀ものや煮ものなどふたのついた器で出された料理は食べ終わったたら、
ふたは元通りにしておきましょう。
椀もののふたを裏返しにして置くのもマナー違反になります。
特に貝の殻などを乗せないように気をつけてくださいね!
終わりに
食事は楽しむことが基本です。特に家族や親しい人との食事はリラックスした楽しみたいですね。
ただやはりしかるべき場所でしかるべき方と会食する機会もあります。
そんなときは大人としての立ち居振る舞いは普段から身につけておきたいものですね!
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