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2024/7/24 きのホ。『都スカイハイ』

日記。
朝はコーヒーとサンドイッチを食べた。
野菜生活のバナナスムージーを飲んだ。
お昼はう!冷やしすだちおろしう!とかしわ天。
夜はハンバーグ。
...3日連続ハンバーグ食べてるな、僕。
こちらはゲリラ暴風が来たりゲリラ豪雨が来たりちょろちょろ小雨が来たりで比較的涼しい日だった。こんな日が続くといいね。

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アルバム感想オタク文章をもって、日記と変えます。

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京都のアイドルグループきのホ。(京都の文化)の新アルバムの配信が開始された。

良い...運転中に聞き続けた1日だった。決して良い音が鳴る環境ではないなかで、ずっと良い音楽が鳴り響いていた。泣いた。たくさん泣いた。お客さんと会う直前にも、会社に帰る直前にも構わず泣いた。音楽に、歌詞に、メンバーの表現に泣いた。良いアルバムだ、間違いなく。生きているだけで生きにくい世界を生きながらも生きていくことを肯定できる音楽。ネガティブな中にもポジティブを見出し、闘うための音楽。きのホ。だ。

改めてイヤホンで聴きながら印象を書きます。

麗しのタンバリン

闘争だ。
悔しさ、憤り、気の凹み、それらを掻き消すだけではない音楽。鳴らすんだ、自分の音楽を。自分たちの音楽を。たとえそれが決して高尚なものではない、タンバリンのような振れば叩けば音が鳴るような楽器だとしても、そこから生まれる音楽は同じ穴のムジナに響く音楽になる。

好きなように生きていく悩みと
嫌なことに耐え抜く勇気が交わるとこが同じな気がして
分かり始めた衝撃で忘れたよ
Break it Break it down

麗しのタンバリン

そこには同じように、音楽が交わるのだろう。
きのホ。だ、きのホ。の歌だ。
それぞれのネガティブを抱えた人間たちが、またそれぞれのネガティブを抱えた人間たちに寄り添う音楽を鳴らす。そんな宣言の歌。
アルバムの一曲目として、とてもテーマ的に感じた。

TEA

泣いた。何回だって泣く。

この違和感と生きてく
そのために全て肯定してく

TEA

誰かの不幸を願うくらいなら、自分の幸せ考えていたい。希望のない世界の中で、人間性に欠いた世界の中で、蔓延る違和感の中で生きることを選んで、そんな中でも自分が幸せでいられるように、たとえ手のひらで踊らされるような環境であり状況であっても、自分だけは損なわずに生きていくために。
安らぐ時間を思い出させてくれて、安らぐ音楽を与えてくれて、一人泣いて明かす夜にも一人じゃなくてどこかにある優しい世界と繋いでくれる、そんな曲だ。
生きていても良い、って思わせてくれる曲だ。

アンバランス

この曲に出会えてよかった。優しさに泣く。

またまたまたまたまた
またまたまたまた今度
終わる今日一日はどうでしたかな
うとうとうとうとしていたら
私が夢に出て叩き起こすから
安心してね

アンバランス

救い。祈り。安心。
どれだけダメで空っぽで無価値な自分でも、支えてくれる音楽がある、人がいる。
自分の大切な人にとっても、そんな存在がありますように。たとえそれが自分でなくても、もしそれが自分であるならば。
そこにあなたがいてくれれば。
そこに自分がありさえすれば。
また今度も、今日はどんな一日だった?も、それは人を救う言葉、歌、存在。
それさえあれば、アンバランスでも。
誰かにとっての誰かになれる可能性があるならば。

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ダメだ、もう無理だ、言葉を尽くすことさえ必要がない。涙が止まらん。音を聴いて、歌詞を読んで、感情に作用して、こんな良い音楽に言葉を与えて説明して矮小化することはもったいない。感情のまま受け取りたい。

もしここまで読んでくれている人がいるならば、聴いて。聴きてください。

そこには音楽があります。闘うための音楽があります。人が人として生きるための音楽を聴けることに感謝を。

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