2024/6/23 村上春樹を読んだ直後、人はみな村上春樹になる。同時に自分が決して村上春樹でないことに自覚的でいる。そこには決して近づけない高い壁、そう「壁」がある。我々の前に「壁」は絶えず佇んでいる。
日記。
朝早く目が覚めてベッドの上でゴロゴロゴロゴロしていた。湯船に浸かって、身支度をして、ホテルを出た。
朝ごはんを食べる喫茶店、新宿か渋谷かを迷って新宿に選んだのだけど、ナポリタンをやっていなくて残念な気持ちになった。絶対ナポリタン食べたかったのに......。それに、長蛇の列が出来るようになったり、なんだか雰囲気が変わった気がする。気軽に休めるお店ではなくなってしまった、もちろんそれは僕だけにとってという意味で。多分何も変わってはいないのだろう。あるいはやはり何かが変わったのかもしれない。きっと、同じ場所に同じものを求めているように、僕だけが変わっていないのかもしれない。はたまた、何か目的を持ってしか行動出来ていないのかもしれない、今の僕は。たしかに、映画の前あるいは後に一杯のコーヒーを求める、といった種類の余裕そのまま時間的余裕を失ったのかもしれない。それは、たぶん、単に東京に住んでいない、というただ一点が理由になるのだろうけど。
雨の日はぐるぐると思考が回る。
どうしようもなく変わっていく、変わって行かざるを得ない時間の中に、抗うかのように何かに不変を求めることは、決して簡単なことではない。
......ナポリタンを食べられなかっただけでこの長文。根暗の極みである。ウケる。もう全部雨のせいにしていいだろうか。雨も「いいよ」と言ってくれるだろう。雨だって少なからず自覚的な部分はあるだろうから。そうやって僕らは何かに甘える、何か他者に都合のいい解釈を押し付けて納得して、納得させて自己を防衛する。まるで新幹線のホームにあらゆるゴミを捨てこむように。それを掃除する人なんて初めからいないかのように。
人間関係でモーニングを食べた。相変わらず美味いし安い。落ち着く場所だ。
今日のライブも楽しかった。
音源のコーラス?の部分が聞こえてライブの奥行きを感じた。エッグマン好きな箱だ。
どこからでも観やすいし、音が良い気がする、そういうのあんまわからんけど、良い気がする。
しかしうっかり最前列に行くと近すぎてドギマギしてしまうのが欠点......今日は間違えた、でも、近い位置でみはしさんを観られるのはやはり嬉しかった。どの曲だっけ、忘れてしまったけど、普段は目に入らなかった動きが観られてとても良かった。何度も見たって、みはしさんは毎回新しい感動を与えてくれるね、だから僕はライブに通っているのだと思う。
なんだか今日はうまく話せなかった気がする。この手の現象が起こる時のメカニズムについて、僕の中ではおおよその見当はついていて、発しかけた言葉を飲み込もうとして飲み込みきれずに喉のあたりでゴロゴロしている時である。もっと話したいことたくさんあったんだけどなぁ。やっぱり話したいことは予め全部決めとかないとなぁ。時間が足らない。だからこそ話せているだけで幸せだなぁと時間を享受することに甘えてしまう。
同じライブを観られたらなぁと思ってしまった。
あぁだめだ、まずい、脳みそが活発すぎている。
テンション上がって物販散財おじさんになっちゃった。トラックシャツとかいつ着んねん。ツアーTシャツは買い忘れた。ショッパーももらった。CDを買ってポスターをもらった。ガチャガチャも引いた。グラスがもらえると聞きつけて月間から年間会員に変更したのに、切り替わり期限が間に合ってなくて貰えなくてウケた。でもパスステッカーはもらえた!横浜アリーナ、とてもでかい。テンションあがるわぁ。
ご飯屋さんを求めて街を歩いていると、飲食店がCreepy Nutsのライブ参加者を相手にした割引などをしていて面白い。あぁ僕はこれならCreepy Nutsのライブに行くんだ。音源でしか聴いてこなかったグループのライブに参戦する感覚、久しぶりだ。緊張する。元来、大きめのライブ(規模ではなくて、重要度的な?)に参加する時には例外なく緊張する体質なのだけど、今日とかはそれが顕著である。気負いじゃないのだけど、気負いみたいなやつ。なんだろう、こう、自分初で見出したものではなくて、大事な人の大事な領域に踏み込んでいくわけなので、半端な気持ちでは向き合えないってやつ、そういう感覚わかってくれるか?
サイゼリヤで順番待ちをしている。
一人客は一人席にしか通さないタイプのサイゼで大変潔い。
このサイゼ、ファンがたくさんいて雰囲気が楽しい。みんなで少しずつ浮き足だっている話し声が心地よい。
チキンのサラダと青豆のサラダと半熟卵のミラノ風ドリアと白ワインを頼んだ。
開場までの少しの時間、楽しむ。
noteはここで一度閉じておこう。
追記したりしなかったりする。
そういえば、途中で読むのやめた小説の話、最後まで出来なかったね。次、会えた時に聞くから、忘れないでね。だから、それまでの時間を頑張ろうね。元気でも、元気じゃなくても。
それでは。