こんな文化祭ないです どこにも
先日高校の文化祭があった
と言っても私の高校は少し特殊で、文化祭と言ってもほぼ文化祭とは呼べない
なんでかって、メインはプレゼン発表なのだ!!!
一人一人研究したいテーマを決めて、それについてスライドと台本を作り、5分間スピーチするという…しかも英語で……ナニコレ?
一応教室とか廊下は可愛く飾り付けるけど、教室に入ると椅子がだーっと置かれていて、ホワイトボードにはスライドを写す用のプロジェクターがある
個人のプレゼンと別で、クラス表現というのも一応あるが、原則アカデミックな物でなくてはならないので映画とか動画とかを生徒で協力して作って流すみたいな 一応どのクラスが面白かったかの投票もあるけど
2日間のうちそれを流すのは昼の時間だけで、ほぼ1日中誰かが教室でプレゼンしてる状態
(他クラス他学年のプレゼンも自由に見れるのと
部活発表は体育館で決まった時間にあるから、軽音とかダンス部とかはめちゃくちゃ楽しいし
皆その時間と自分の発表は被らないようにする)
そして文化祭準備期間のとある日に聞こえてきた会話がめちゃくちゃ衝撃だった
男子A「なんで俺らはせっかくの文化祭で研究発表なんだよ、クソが」
男子B 「ほんとだよ、他はお化け屋敷とかやってるし」
男子C「いいんだよ、俺らは“そういう”地球(ほし)に生まれたの!」
↑こいつ有能すぎない?あとホリエモンかと思った
まあ、地球と書いてほしと読むのは私が勝手に考えたけど正直天才的で、爆笑したねー
そういう少し不運な?だるい事起きた時ふつうは
私達が行動起こせば何か違う結果だったかもしれないとか、色んな原因がちりつもになってこうなってしまったとかって思うけど、この子は宇宙単位でそれが運命と考えてるんだー なんかそれもいいね
みたいな気持ちにもなった
もうしょうがないんだよ、と宥めるのではなく
もう俺らはそういう運命なんだ、というのをそういう星に生まれたんだって半ギレで言ってたのが、最高
本人は笑いに昇華してるつもり無いんだろうけど
これから使おうと思った
てな感じでプレゼンを皆嫌々ながらも完全に手を抜く人は居なくて、最低でもそれなりの完成度で当日を迎える
そしてこのプレゼンが本当に本当に緊張するんだよね
皆自分の分が来るまでバックヤード的な所で台本の練習したり、ジェスチャー考えたりして
マジでそういうコンテストなのか?何でこんなことに労力使っちゃってさ…ハテ という感じだけど
意外と人いっぱい来るし、親も先生も友達もいるしEnglish speakerも見てる中、5分間話すのはキツい
ちなみに私は、去年Why does de javu happen?(なぜデジャブが起こるのか)を調べた
私が出した結論は、デジャブは要素が似ている場所や人で起こりやすく、ただの脳の記憶力の問題であるって感じだった気がする 普通に考えれば当たり前かも
そして今年はGenetic diseases(遺伝子病)について発表した
周りの人は、グラフ理論、カラーマーケティング、VIVANT(別班)の存在についてとか、なぜ○○は○○なのかみたいな、気になるテーマが本当に多い
皆面白いしクオリティが高いから余計焦る
なのにずっとテーマが決まらなかった
でもその頃、知人に遺伝子病が見つかってしまい入院してメンブレというか心配で死にそうだったので
せっかくなら役に立つヤツ!と安易に決めたが
調べてみたら超難しいし英語にすると噛み噛みな台本が出来た
でも知らないことが多くてやって良かったなとは思う
スライドはほぼ当日に作ったし、本番パワポバグったし、去年よりほかの事で忙しすぎて全然去年よりやりきった感は無い
でもクラス表現は2年連続賞をとれたので良かったな
打ち上げはシェイキーズでピザとパスタを爆食して
帰り道新宿の都庁前あたりを散歩して
真っ暗の公園で久々にブランコやら滑り台やら、あそんだ
これが最後の文化祭だったのかー
もう高校生らしいイベントが修学旅行だけになってしまった
去年より楽しかったからいいか
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