Sadie#89
こういう書き留めたいことが溢れてくる日に、このnoteを書いていて良かったと実感する。
昨日書いたSadieの復活ライブ、この目に焼き付けてきた。
Sadieとの出会いは、Sadie活休中に真緒さんと美月さんが始めたユニット、The THIRTEENからだった。
lynch.、vistlip、SuGの3バンドで組まれたツアー「LSV」にオープニングアクトとして出ていたのが、スタート間もないThe THIRTEENだった。
とにかくかっこよかった、まだLier. Lier.のシングルも出てない頃だった。
でも、勢いを感じたし楽しかった。
そして深掘ると、どうやら活休中のSadieのお二人だということに気づく。
Sadieは名前だけ知っていた、でもThe THIRTEENとの出会いをきっかけにSadieを聞いてみたが、そのときの印象としては「ふーん、かっこいいな」くらいだった。
今動いているのはThe THIRTEENだし、楽しいのもThe THIRTEEN。
とにかく、そのとき好きになったのはThe THIRTEENだった。Sadieではない。
ただし、そのときから感じていたのは、メンバーの2人がSadieを懐かしみ、Sadieを恋しみながら、The THIRTEENとして活動している感。
Sadie時代からのオーディエンスもそうだ。
それがとにかくモヤモヤしていた。
EVIL MAD SCIENCEが出たときなんて特にそうだ。
やっぱ、これくらいハードで重いのが好きなんだなって。
かっこいい、今となっては大好きなEPだけど、
その当時は一瞬受け入れられなかったな。Sadieがチラついちゃって。
でもそれから、The THIRTEENはSadieとは違う音楽の奏で方を手に入れ、
個人的な神盤、LAMENTとALONEをリリース。
どれだけこの2枚に救ってもらったことか。
Apple Musicのまとめによると、
2018年に全アーティストの中で1番聞いた曲はLAMENT収録の"Lament"で、
2019年はALONE収録の"サイレン-siren-"だった。
それくらい、擦り切れるほど聞いた。
コロナや、この業界に入ったこともあり、ライブから遠ざかっていたが、
そんな中入ってきたSadie活動開始のニュース。
「なんやとうとう、みんなが恋しがってたSadieが復活か。わて、The THIRTEENの方が好きやけど、Sadieはなんぼのもんやねん?」
これが僕の正直な感想だった。
そして今日、縁あって観に行けた。
感想、そりゃやっぱSadieやな。バチかっこええわ。
やっぱり当時、どれだけいい曲を出されても、The THIRTEENの裏にチラつくSadieの影は消えてなかったし、
結局Sadieが恋しいんでしょ?って思ってた。
ものすごく悪い意味で、Sadieが1番なんでしょ?って思ってた。
(なんか、セフレみたいだ。)
でも、今日見て、これまで抱えてたそんな考えが野暮だったことに気づく。
本当にかっこよかった、レベルが違った。
The THIRTEENがレベル低いわけではないが、
いい意味でSadieはSadie、The THIRTEENは The THIRTEENといった棲み分けが心の中でできた。
そしてなにより、メンバー登場後の歓声、
あの熱量、これまで感じたことない。
まさに、伝説と呼ぶにふさわしいライブだった。
さあ、始まった。これから大変だ。
ヴィジュアル系がまた面白くなるな。
また大切な曲が増えちゃったよ。どうしよう。
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