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6/30(金)朝刊スクラップ〜スタートアップ向けの健保組合が誕生〜

【要約】

スタートアップ企業向けの健康保険組合が2024年に誕生する。独自の健保組合の設立で保険料負担を下げ、事業や人材への投資を厚くすることがその目的。
 現状、スタートアップ企業は1社ごとの規模が小さいため、全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入していることが多い。中小企業の加入者が多い協会けんぽは、被保険者の平均年齢が46歳と高く、1人あたりの医療費が膨らんでしまう。その影響で保険料率が高く、スタートアップ企業にとって負担が大きい。
 新設するスタートアップ健保組合の保険料は現在公表されていないが、平均年齢が若いため保険料率は抑えられると見込まれている。
 新たな産業の企業実態に合致した独立採算の健保組合の設立は、財政難に直面する健保組合の運営を健全化する選択肢の1つになるかも。

(スタートアップ初の健保組合 独立採算、保険料安く:日本経済新聞.2023-06-30)

【補足・感想】

 記事の解説にもあるが、新健保組合の設立により間接的にスタートアップ企業の労働環境の改善につながると考えられているので、労働者の移動(転職)がより活発になりそう(それが良いかどうかは置いておいて)。それと同時に協会けんぽの被保険者の負担がこれ以上増えないのかどうかが気になるところ。

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