2/6(火)朝刊スクラップ~EVと政治的分断~
EV市場のさらなる拡大を目指す米国。しかし、思わぬ要因によってそれが阻害されようとしている。その要因は、政治の二極化だ。
2012~22年に行われた米国におけるEVとプラグイン・ハイブリッド車の普及状況によると、EVを買うのは民主党支持者が多いということを示している。様々な理由が考えられるが、「自分は気候変動対策をしている」と見せつけるために購入しているのではないか?との見方がなされている。
別の調査によると、民主党支持者はEVを評価する人がそうでない人を15ポイント上回っていたが、共和党支持者はその反対が40ポイントも上回っていた。共和党の知事が率いる一部の州ではEVの登録料を高くしたり、販売を規制するなど、非合理的な施策を進めている。
米国内では、EVにすればガソリンや軽油の費用を負担せずに済み、補助金も貰える。そのため、環境問題とEVを絡めた宣伝よりも、EVを所有する経済的メリットを強調すべきであると主張する声も少なくない。
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