6/22(木) 朝刊スクラップ~スポットワーカーが急増~
【要約】
空き時間に様々な種類の仕事を担う「スポットワーカー」が急増している。大手事業者の会員登録数は半年で約3割増え、合計は1000万人を超えた。副業解禁や、フリーランスの増加が影響した模様。ちなみに、スポットワーカーの3~4割が正社員との兼業、3割がアルバイトやフリーランス、残りが学生。
スポットワーカーを受け入れる企業も1年で4割増と急進。レストランやホテルなど、コロナ禍明けで人で不足が目立つ業界からの需要が特に増えている。
今募集要件と異なる危険な仕事に従事させられる例もあり、違法な求人を排除し、スポットワーカーが安全に働ける環境を整備することが今後の課題。
(「スポットワーカー」1000万人に 人手不足埋める
日本経済新聞.2023-06-21)
【補足・感想】
ギグワーク:業務委託で手軽に働ける。(Uber Eatsなど)雇用契約ではないため、労働者の保護が弱い。働く時間は自由だが、アルゴリズムの指示に従わなければならない。
スポットワーカー:仲介企業を介して受け入れ企業と雇用契約を結ぶため、労働法の規定が適用される。(タイミーなど)
自由に働く時間や場所を選べる。
人件費は割高だが、アルバイトを確保できない場合の補完的労働力となる。
少し前にUber Eatsの配達員が流行って、今度はスポットワーカーがトレンドに。前者の場合は、配達員の増加や需要減により報酬が減ってしまったが、スポットワーカーは仕組み的には大丈夫そう。記事にもあるが、違法な求人を排除できるかが今後の課題になるだろう。