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【魔法少女】瀬川おんぷちゃんの魅力
こんにちは、唐梨です。
今日は瀬川おんぷちゃんの魅力について書こうと思います。
それでは早速いってみましょう。
瀬川おんぷちゃんとは
『おジャ魔女どれみ』のメインキャラクターの一人です。イメージカラーは紫。
初期は悪役というか、敵キャラというか、ライバルというか。とにかくどれみちゃん達とは相容れない立ち位置のキャラクターでした。
本格的に仲間入りしていくのはシリーズ2作目以降。ここから、おんぷちゃんの本来の人柄が表れてきます。
なぜ書こうと思ったのか
私は『おジャ魔女どれみ』どストライク世代なのですが、いま振り返ると、おんぷちゃんの良さって大人になってからの方がより分かるよなぁと思ったためです。
フィクションの作品ながら、実はもっとも現実世界に近い人間臭さがあるのが、おんぷちゃんなんじゃないかなと。
子どもの頃から、他と一線を画す大人びたキャラクターのおんぷちゃんは女児に人気がありましたが、成人して社会に出た今は、違った意味でおんぷちゃんを好きになる、そんな気がするのです。
実際、ねとらぼ調査隊さんによる2021年の人気投票も1位でした。
なにがおんぷちゃんを1位にさせるのか?その理由を紐解いていきましょう。
セルフプロデュースの神
おんぷちゃんは小学生にして高い人気を誇る芸能人。チャイドルとして、歌にダンスにドラマ撮影にインタビューに、スケジュールがパンパンの売れっ子ちゃんです。
そんなおんぷちゃんですから、
・自分はどう見られているか
・自分はどう見せたいか
に常にアンテナを張っています。
とても世渡り上手ですし、周りの大人をよく見ているし、まさに子役特有の空気の読める頭の良さが顕著なんですね。特に初期の敵キャラ時代で、どこまでのワガママなら叶えてもらえるか、どこまで無理を言うと自分の立場が悪くなるか、よぅく分かって行動しています。
この処世術、この客観的に自分を見つめる力、社会人の今こそ求めてやまない能力です。
負けず嫌いで努力家だからこそのプライドの高さ
そんなおんぷちゃんはめちゃくちゃ負けず嫌いな努力家です。
『も~っと!おジャ魔女どれみ』第2話では、お菓子作りに慣れておらずチョコの刻み方が分からなかったところを、明日にはマスターしていたり。
『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』第4話では、昔ほど今の仕事に刺激や新鮮味を感じなくなって、毎日が単調で行き詰まりを覚えていたところから、一歩先のステージで殻を破るシーンが描かれていたり。
常に自分を高めていきますし、自分にできないことがあるなんて許せない、そんな私は私じゃない。
いい意味でのプライドの高さが、瀬川おんぷという人間を魅力的にしていると思います。
おんぷちゃんのキャラソンに『half point』という曲があるのですが、これなんて本当におんぷちゃんにぴったりの歌詞。私も何か人生で壁にぶつかった時に聴く、大好きな歌詞です。
理想のモテとぶりっこの見本
もちろん芸能人ですから、おんぷちゃんは転校してきたその日から男子にモテモテ。「おんぷちゃんが作った」クッキーというだけで即売り切れになる程。まさしくチャイドルの鑑。
ですが、だからといっておんぷちゃんを僻むのはお門違い。おんぷちゃんは、人に元気と笑顔と活力を与えるプロ意識がめちゃくちゃ高いのです。
私は元々ぶりっこアイドルが大好きなのですが、なぜ好きなのかといえば、過去にツイートしたこちらの投稿が全てです。
これ、超個人的なぶりっこ自論なんですが、そんじょそこらのぶりっこは「可愛い私を見てちやほやして」かもだけど、アイドルみたいに職業レベルのプロになると「可愛い私を見て元気になって」となるので、相手の幸せに責任持ってて一番男前じゃんと思ってる。
— 唐梨花梨 (@RinSuzuBell) May 27, 2020
だから嗣永桃子も道重さゆみも大尊敬😍笑
これ、二次元の世界で実践してるのおんぷちゃんやん!と大人になってから思いました。
相手をうらやむ暇があるなら、自分はその理想の結果を得るために何か少しでも努力しているのか?うらやむ相手だって、それ相応の努力を裏でしているはずだよね?
そう気づかせてくれるのがおんぷちゃんなのです。
最後に
冒頭で書いた「成人して社会に出た今は、違った意味でおんぷちゃんを好きになる」のは、おんぷちゃんがあまりにも早熟だからでしょう。
社会のあれこれ、男女の心の機微、などなど普通なら大人になってから分かることを、おんぷちゃんは小学生にして経験したり見たりしています。
リアルタイム視聴時は、チャイドルで芸能人という一番浮世離れした設定のおんぷちゃんが、成人した今では一番現実的な存在になっている。
ということは、それだけ私達が大人になったということなのでしょう。おんぷちゃんが私たちが成長するのを待っていてくれた、とも言えます。
そんなふうに、いくつになっても別の角度で楽しめる名作『おジャ魔女どれみ』を生み出してくれたスタッフの方々、そして声を吹き込んでくださった宍戸留美さんには感謝しかありません。宍戸さんの声あっての、おんぷちゃんの完成だと思います。
女の嫌う女ランキングに入りそうな小悪魔さでありながら、それでいて実は女のなりたい女の子像を体現している、そんなおんぷちゃん目指して今日も社会人に励みます。
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