"コンプレックス"を誰が作ったのか
有村藍里さんが整形手術をした。
世間からは前向きな意見も多く寄せられている。
その中にこんなコメントがあった。
「コンプレックスが解消できてよかった」
有村藍里は整形した理由についてこう述べている。
有村架純の姉ということが新聞の記事に載ってバレてしまって、「口元が残念」ということが一番すごく言われたので、そこから自分の口元が気になりだして
出典:3月3日放送 ザ・ノンフィクション
彼女はもともと口元にコンプレックスがあったわけではなく、世間から口元を悪く言われて、口元を気にするようになったのである。
つまり、そもそも世間が何も言わなければ、彼女は口元で悩むこともなく、思い切って整形手術をする必要もなかった。
彼女が整形を選択したのは完全に自分の意思だったのだろうか。
可愛くなったね、って世間は喜ぶだけでいいのだろうか。
「コンプレックスが解消できたね」って、そもそもコンプレックスは世間が作ったものなのではないだろうか。
それがなければ、解消しなければならないコンプレックスなどなかったのではないだろうか。