ゴースト&レディ見ました!!!
11/10のゴースト&レディの配信を見ました!!!
ナイチンゲールの題材で、原作が「うしおととら」の人だったのでできれば劇場まで足を運びたかったのですが、地方なのと金銭的に叶わず……
配信があると聞いたので、これは絶対見てやるぞ!!となりまして……
そもそも劇団四季を見たことがなかったので知識不足あるかと思いますが感想をば、、
⚠️以下ネタバレあり⚠️
舞台演出等について
ゴーストの特殊メイク?というかゴースト感の出し方がすごい。普通に足があって人間なのに、他のキャストさんと比べてそこに本来いない感が上手でした。
ライティングとかも関係しているのかな??
印象に残ったシーン
・女王陛下がフローにお礼を伝えるシーン
本来、すごくやってきた事が正しく評価されているので嬉しいシーンなはずなんです。
なのにどこかズレている。
煌びやかな女王陛下とクリミアの現状が真逆すぎてちゃんとお礼を言われているのに、しっくりこないというか、じゃあもっと助けてよって気持ちになりました。
・フローが絶望した瞬間
フローはすごく芯のある、前向きな女性なんだけど、でもところどころ不安が垣間見えてたりエイミーがいなくなった時に本当に落ち込んでいたり、一般人と何も変わらないんだろうなって感じがして親近感が湧きました。
絶望した要因はなんだろうと自分なりに咀嚼したのですが、決定的だったのは「お前一人で大丈夫」とアレックスに言われたところが大きいのではないかと思いました。
そもそもアレックスとの結婚はフローの方から断っているので驚きこそするものの精神的ダメージは少なくて……
「ランプを持ったレディ」あたりからフローの神格化が始まっていて、自分とは違う何か、この人がいればなんでも解決できる、みたいな固定概念が広まっている気がして、その重圧と、仲間が離れてしまうこと、自分達の努力が身を結ばないかもしれない現状、全てまとまってきたのではないかなと感じました。
・フローと「神様」
フローは神様から信託を受けて看護師を目指したわけですが、信託後フローからの問いに返答をしてくれなかったそうです。
クリスチャンなので「神様が見ているから善行を働こう」みたいなモットーがあるわけですが、答えをくれない神様の代わりにグレイを神様に見立てたのではないかと思っています。間違ったことをしたのであれば、神の御心に添えないのであれば罰して欲しいとそういう意味もあったのではないでしょうか。
普通に砕けた関係にもなっていたので、無意識的にそのポジションに置いたのではないかな、と。
だからこそ最後にグレイ、自分の心の羅針盤が正しいか見守ってくれる人がいなくなったとき、ずっとクリミアに行く前から見守ってくれていた人がいなくなったとき初めて絶望したんだなと思いました。
原作を読んでいなかったのでフローとグレーはバディみたいな感じになるかと思ってたので、がっつりくっついてびっくりしました。
この作品を通して感じたこと
この作品を通して自分が感じたのは「命の尊さ」「信念」でした。
題材が題材なので、生や死が表に出てきてしまう部分があるんですが、、、
人の命は平等じゃない事が顕著だった時代の中で、貴族のフローがそれを変えようと努力し、平民育ちのジョンが社会で成り上がるためにかつて同じ環境に育っていたものたちを命を切る。信念の焦点の当て方だけでこんなにも変わってしまう。
自分で目標を持つなら、アプローチを考えて行動してみるのもいいのかなと思いました。
まとめ
総合的にみて話の内容も役者さんも歌も全てが良かったです。
配信で見ただけでも本当に良かったので、よければ配信とか、劇場に足を運んでみてたどうでしょうか??
来年は名古屋と大阪でやるみたいなので、どちらかに行きたいと思います。
他におすすめのミュージカルとかあったら教えてください!!!
ではまた🍎