映画 バイオハザード:デスアイランド 感想
こんにちは。
バイオハザード:デスアイランドの感想をつらつらと書いていきます。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
評価
5点満点中2.8
良かった点。
・CG映画シリーズ初登場となるジルの登場。
残念だった点
・ケレン味のないアクション
・疑問の残るシナリオ
まずは良くないと思った点からざっといきますよ。
・ケレン味のないアクション
まず私の求めるCGバイオ映画に求めるアクションとは「ケレン味バリバリアクション」なんです。その完成形ともいえるのが3作目「バイオハザードヴェンデッタ」です。まずは見てもらったほうが早いでしょう。
どうでしょうか?「お前ら人間か?」と思いましたよね。
これです。この実写じゃ絶対無理だからこそCG映画でこそ映える"ケレン味"のあるアクションが見たかったんです。
もちろん今作にも「おいおい人間じゃねえ…」と思えるアクションがあるにはあるんですが、いまいちパッとしないものが多い印象でした。
例えば、この予告映像にもある歴代主人公が敵の攻撃をスタイリッシュな動きで華麗に避けるシーンを見てみてください。(最後のあたりです)
一見かっこよさそうと思えるのですが、"スローのタイミングがおかしい"のです。特にレオンとクレアですが避けるまでのスローが長いのでなんだか少し間抜けに見えます。
その他に個人的に違和感を感じたアクションといえば「走り方」です。
この状況でお前本気で走っているのか?と言いたくなるような小走りをしているキャラがいたので違和感バリバリでした。
・疑問の残るシナリオ
今作で脚本を担当されているのは深見真さんです。
深見さんは前々作のヴェンデッタでも脚本を担当されているのですが、違和感の残るシナリオが印象的で今作でも見受けられてしまったな。と少し残念に思っています。
もしかすると深見さんの作風かもしれないのですが、例えばヴェンデッタのこのチェイスシーン。
いや、思いっきり一般車両巻き込んどるやん…
今作でも明確な描写で車両が破壊されることはありませんでしたが、絶対に一般人に被害は生まれているだろ!と思えるシーンがありました。
90分という時間的制約があるなかでの、テンポ感を重視したシナリオだからこそかもしれません。しかし、やはり小骨が喉の引っかかったような違和感が残り続けるので自分は少し苦手だなと思っています。
その他にはワクチン接種後に万全な状態じゃないのに単身行動をするレオン。そのレオンにあっけなく倒されるマリア。あっさり全滅するにも程があるSWAT隊など色々気になることもあります。
ですが、先述のとおり90分という制約上仕方がないのかなとも思います。
ヴェンデッタでは後にノベライズ版が発売されており、そちらは綺麗にシナリオがまとめられていたので、デスアイランドのノベライズも是非発売してほしいですね。
良かった点。
・CG映画シリーズ初登場となるジルの登場。
これでついにナンバリングの0~3の主人公が勢ぞろいしたことになります。(え?ビリー?)
このお祭感はシリーズファンとしてはやはり嬉しいです。キャラの掛け合いなども存分に楽しめました。
今作ではジルが主人公という扱いで大変すばらしい見せ場が多くてよかったですね(リッカーのところとか)
色々と不満も少し多いですが、自分としては十分楽しめました!
制作陣の皆さんお疲れさまでした!