心遣いの温度差。企画中止の返金問題。

自分は仕事や立場柄、20代〜90代の異なる年代や業種、役職の方々と接する機会が多い。

緊急事態宣言 発出秒読みを受け、フライング気味に企画が延期や変更になる事態が次々と発生しているが、その中で感じた出来事。


有料で集客するような企画について、中止や延期の場合のつきものが返金。その返金方法についても温度差があった。

・返金の対象者は40代〜60代。

・顔見知り。

・顔を合わせる機会は定期的にあるが、緊急事態宣言で当分は会えない可能性が濃厚。

・世間的に超多忙な方々。

・金額は数千円。

・主宰は非営利組織。(ここ重要。極力、経費かけらんないやつ)

ということで、自分は、地方からの上京者(といってもここも十分郊外w)で活用できそうな預金口座を複数もっていたので、いずれかにあたるだろうと考え、手数料無料と即時対応の観点から、振込推しで相談することとした。

その結果、ほとんどは即快諾。そうでない方が数名。

快諾者の中には、承諾の返答と同時に口座番号と名義まで情報をつけてくれた人物もいた。おかげさまで、快諾者に対してはその場で振り込み。企画中止決定から半日以内に返金まで終わることができた。


で、思うことがあったのはそうでない方々。


「今度お会いしたときでいいですよ」とのこと。今回の場合、お客様と提供者という関係ではなく、どちらも対等な立ち位置。自分は単に予約と参加費の集金を管理していたイチ担当者にすぎない。そのため、そのいつ来るかわからない「今度」までに、長期的に費用を保管しておくには不安定な状況にある。


口座番号を伝えたくないという可能性も大いにあるが、そういった自己都合よりも、この方々が「お心遣い」として今度でいいと言っていることは明らかな感じで。向こう側には「振り込みなんて手を煩わせたくない」という優しさがあるように思った。


致し方ない。冷蔵庫にでも入れて大事に保管しておくか(笑。


LINEを常用していない自分が人に言えた義理ではないか(反省。


心遣いの違いを学んだ出来事となった。

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事務局ユリーダさん
在宅ワーク14年目の法務寄りの事務方さん。 元弁護士秘書でうたうひと。QOLを高めるサービスの会社に従事。永遠のテーマは共存共栄。価値観の多様性をそのままに一人残らず対応したい。