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りんこのシンプル穿刺講座 技術編
お疲れ様です。Lincoです😘
今回はシンプル穿刺講座の技術編です。
前回同様、わかりやすくシンプルに書いていきます。
※あくまでも初心者〜中級者向けの穿刺講座となっております😊
初めに
まずは基礎編をご覧ください。こちらを見ていただいた上での講座となります🥺
それでは技術編始まります。
情報収集が1番大事
情報収集が8割を占める
私は、ミスしやすい血管において成功するかどうかは、情報収集が全体の8割を占めると思っています。
血管の情報とは、走行や深さ、硬さ、癖、狭窄、穿刺痕の有無などなど🤔
走行は手で触ってみたり、エコー図やシェーマ図などでわかると思います。何も無ければ走行さえわかれば大体失敗しません。
途中で触れなくなる血管や深さ、硬さ、癖、狭窄はエコー図やシェーマ図でわかるものもありますが、実際に刺してみないとわからないこと、気づかないこともあります。
なので、まずはいつも上手く刺してる人に聞いてみましょう。シャント図やエコー図、シェーマ図を再度しっかり確認しましょう😄
穿刺痕は当てにしない
穿刺痕も情報の一つです。しかし、注意。
穿刺痕を当てにする人がとても多いです😩
騙されてはいけません。その穿刺痕は失敗した時のものかもしれませんし、手の向きが違ったかもしれません。
呼ばれて穿刺フォローに入った時に穿刺痕近くに刺してるのに1センチくらい血管からズレてるなって時もありました。(痛そう…😢)
血管の押さえ方や引っ張り方もスタッフによって違うので、とにかく穿刺痕を当てにせず、自分を信じて刺してみましょう。
※ここでブレイク☕️
りんこのワンポイントアドバイス1😘
くにゃくにゃ動く血管はしっかり非利き手の指でつまむか、端っこに寄せてから刺してみましょう。※その時に皮膚を下に伸ばすのも忘れずに!痛みの原因!🥺
患者との信頼関係が以外と重要
血管は生きている。
そう、血管ももちろん生きています。
そして、患者の心理状態にとても左右されます。
緊張や不安な状態だと、血管は萎縮しますし、痛みにも敏感になります。
そうなると血管をうまく捉え難くなり、ミスの原因にもなります。
しっかり患者とコミュニケーションを取り、安心・信頼してもらえるようになりましょう。
難しい血管にどう立ち向かうか
自分の気持ちも大事。自信を持って迷わないこと。だけど慢心しないこと。
よく言われる難しい血管とは、細い血管や脆い血管、動く血管、弁や石灰化が多い血管、導入初期の血管など色々あります。
これらの血管をスッと1発で刺せると気持ちいいですよね。ドヤりたくなりますよね😆
ですが、常に平常心でいてください。
絶対慢心しないこと。
調子乗るとすぐ失敗しますよ。
そしてそういう血管は失敗するととても危険でリスキーです😭
自分のルーティンは崩さない。妥協は絶対にしない。
触っても走行がわかりにくい血管
これも難しいとされる血管ですね。
血管がわかりにくいのは浮腫ってるからなのか、脂肪が多いからなのか、潜ってるからなのか。
理由は様々です。
そういう時は、駆血してから血管がありそうなところを指で5秒程、少し強めに押してみましょう。
すると血管が触れやすくなります。
患者に手をグッと握ってもらってもいいかもしれません。これも少しだけ効果があります。
※もう少しお付き合いください☕️
りんこのワンポイントアドバイス2😘
穿刺針を持つ力加減は落とすか落とさないかくらいの力で持ってみてください。その方が血管を貫く感覚を感じやすいですよ。※絶対落とさないでね🥺
最後に
技術編と銘打ったわりには、予習と精神論だけでしたね😌
技術的なことは言葉で説明するのが正直難しい😅
ですが、ほとんどの血管はこれだけでほぼ成功すると思っています。後は少しの経験です😌
私はエコー下穿刺の経験がありません。おそらくスタッフ全員のスキルアップを目指すにはエコー下が1番手っ取り早いと思います。
やはりリアルタイムで情報収集ができ、わかりやすく、皆んなで共有できるのは大きいかと思います。
当院も今後取り入れていきたいですね☺️
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました😊