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海外と日本のディズニーから見る文化の違い

私はディズニーが大好きでなドイツ在住トランペット奏者です。

よくお隣のパリディズニーに通います。

日本の方からすると海外ディズニーの中ではパリは一番遠い存在かもしれない。

もちろん一番は東京ディズニーリゾートに行くだろうし、ディズニーが好きな人は本場アメリカへ行ったり、海外ディズニー行くなら一番近い香港や上海だろう。

その中で、パリは、悲しいことに悪口を言われます。

接客が悪そうとか、パーク小さそうとか、値段高いとか、お土産大したことないとかね。


実際は。。



そんんなことなぁあぁい!笑


と言いたいところですが、お土産さんのイメージは日本で慣れているとがっかりしてしまうかもしれません。

私も最初はがっかりしました。
グッズには日本にないようなデザインのものもたくさんありますが、逆に日本で見かけるようなものはほとんどありません。

特に「お菓子コーナー」が本当に残念です。(グッツはかわいいよ^^)

ざっくり言うと、クッキーは一種類(箱だけ数種類あります)、普通の綿飴、棒付きキャンディーのみです。

がっかりです。
だっておフランスですよ。美食の街ですよ。
期待しちゃうじゃないですか。

ですが、ここに日本のディズニーが誇らしく今でも大人気パークとして生き残った理由があるんです。


日本の東京ディズニーリゾートは「唯一」ディズニー社の直営ではなく、オリエンタルランド社という皆さんお馴染みの日本の会社が経営しています。

40年以上前にディズニー社は当時経済成長を遂げていた日本に初のアジアのディズニーパークの展開を考えていました。

でもやっぱり、、日本では流行らないのではないか(諸説あり)と考えたディズニー社はオリエンタル社にライセンス提供しました。

主要な出資社もオリエンタル社で、経営判断もオリエンタル社が行います。

当時、まだ海外のものが日本に馴染んでない中、巨大な出資をしたわけですから相当な企業努力がありました。

そのおかげもあって東京ディズニーリゾートが開園してから41年面の今、現在ファンタジースプリングスがオープンしてから課金ファストパスはもちろん、高額スイートルームやVIPツアーでさえ予約困難の大盛況っぷりです。

なぜ今でもこんなに人気なのかというと、この「お土産文化」がキーでした。
ある意味、直営運営でなかったおかけでアメリカ人が思いつかなかった、「日本人がお土産を沢山買うという習慣」これこそが生き残った要因です。

日本のパーク内での人々のお金の動きを見ると、日本人はお高めのレストランには節約気味だが、お土産だけはみんなすごく買う傾向に驚いたそうです。

笑っちゃいます。
私もそうです。
大人になってからは食もお土産もどっちも欲張りになってしまいましたが。


なぜこのお土産文化がキーとなったかですが
もちろん海外の人も自分や親しい友達や身内にはお土産を買います。
しかし買うのは「自分から近い存在のみ」です。

職場に持っていくなど絶対にありえません。
バケーションはバケーションと切り替えているので全く必要ないのです。
(ちなみに結婚式も上司なんて絶対呼びません)

ここが文化の違いです。

merchandise」と書きます。「お土産」は「
そして英語で、日本でいうパークのお土産屋さんやお土産を「souvenir(スーベニア)」とは言わず、「Merchandise(グッツ)」といます。
お土産の「スーベニア」という単語もほぼ死語というか言葉として古く?使いません。

日本にいたときは、クラスに27人いるから、みんなに渡せてできるだけ安いやつ!!って探してました。
母親も職場用を探し、父親は私たちを見て「買わないといけないかな。。Aくん(弟)もクラス何人だっけ」と話出して、もうこの家族の出費だけで4000円は軽く超えますね。。

この時間だけ「夢の時間」が消えて現実に連れ戻されていたのは私だけでしょうか。

私は12年もドイツに住んでいるのでもう半分ドイツ人のようなもんなので、お土産は買いたい人にしか買いません。
というかほぼ自分用です。
というか、もしかしたら全部私のもの・・?

ジャイアンです。

日本帰国時に新しいお菓子や日本にしかないグッツを見に行くのが楽しみです^^


今回はパリディズニーの残念お土産(お菓子)を紹介してしまいましたが、次は「日本が勝てない?!パリディズニーの本気のエンターテイメント」を紹介します。

次に続く〜


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