新しいことを始めるには、逆境がつきもの2


新しいことを始めるには、逆境がつきもの。

前の記事で書いたドイツ留学する時に受けた逆境を書きました。

今となっては、ドイツの国立音大も受かったし卒業したし、ドイツ語もまぁまぁ話せるし、ドイツで仕事をしているので「ドイツにいる人」というイメージがついた。

お前には無理だとはもう言われてない。


が!!!
また新しいことを始めるので久々にあの香ばしい空気を味わった。

今週からドイツの自宅近辺での音楽院の先生をすることになった。

もちろん音楽をしていたらレッスンのお仕事はよくするし、普通のことなんだけども、
私の場合はトランペットだけでなく、金管楽器全て(トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ)を引き受け、
その上、、

ピアノと声楽 もとの依頼でした。

トランペット以外もすごくレッスンの仕方に頭を悩ましているが、
ピアノと声楽は幼い頃から長く副科でやってきたし、そこまでプレッシャーを感じなかった(というのも相手は初心者で、なおかつ副科を担当するから)

でも私もレッスンをたくさん受けてきたけど、本業ではないから今夏、日本い帰国しているとき友人に初心者のこにどうやって教えるのか質問してみた。

すんごい顔して、

ドン引きしながら嫌な顔して何にも答えてくれなかった。
挙句の果てに「英語でレッスンしたことあるから私できるよ」

仕事とるんか?笑

そもそもドイツの大学卒業してないとだめだし、ドイツ語も話せないとだめなんだよな。

普通にショックだった。
そのお仕事はドイツは先生に技量があることはもちろん必要なんだけども、それ以上にペダゴーギックという教育法があり、
求められることは、生徒を厳しく育て音大生やプロに育てることでは全くない。

人格形成の途中の子供に音楽を通し、成功体験や自己肯定感を与えたり、試練を乗り越える力を鍛えたり、

そっちの方が大事。


確かに日本で習ってたヤマハのピアノやエレクトーンはスパルタだったし、
吹奏楽も全く休みなくてとっても辛かった。
出来なかったらたくさん怒られた。

ここが文化の違いなんだと思う。

ドイツはいい意味でも悪い意味でもかなり緩い。

厳しくしないように、モチベーションが続くように、生徒と話しながらレッスン計画を立てようと試みたけど、

全く思ったようにいかない。
まだ仕事して3日しか経ってないけど、全く掴めなくてすごく難しい。


今、昔の避難と自分が違うのは、
できるわけがない の声に対して、とっても傷ついてた。

今回は、一瞬傷ついたけど、全く気にしてないし、というか、’’そういうもん’’だから私はどう上手くレッスンできるか日々模索している。

傷つかなくなったのは、人は人と割り切れたかもとちょっと強くなれた気がした。

そんなことよりも、なかなかいろんな年代、モチベーションの高さも楽器も違うからテンパるけど、、、ゆっくり慣れていこうと思う。


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