ネットフリックスのネクスト・イン・ファッションにはまった★
妊娠8ヶ月で切迫早産となり自宅安静を命じられた私。
ワーキング妊婦だったので、普段仕事と趣味と休息で動画を見る時間はなかったけれど、産休で時間ができたらNetflixで見たいコンテンツが何個かあったので契約!そしてまず視聴したNEXT IN FASHIONがとても面白かったので久々にnoteに記録を残す。
★内容
18人の才能ある無名デザイナー(とはいえ自身のブランドを持っていたり、ビヨンセに衣装を提供したりなかなかすごい人)が集まり、テーマに沿って短時間で服を制作していく。毎回脱落者が出て、最後に残った1名が25万ドルの賞金と大手ネット通販での販売約束されるというもの。25万ドルというと莫大な賞金だが(私の中ではM1の1000万円が賞金のイメージ)お小遣いというよりはブランドを拡大したり、立ち上げたりするファッションビジネスの軍資金のようなイメージだった。ファッション業界では、自分の表現したいものを制作するにはかなりお金がかかるようだ。
★見どころ(ネタばれあり)
全10回なのだが、見どころありまくりだった。最後の数回あたりは毎回感動して泣いた。
・世界中のバックボーンを持った出演者
男女、人種、国などあらゆるデザイナーが集まっていた。ただ、集まる人みんなそれぞれの困難を抱えていたり乗り越えてきた反骨心のある人が多かった。人種や性的マイノリティであったり、貧しい地域で育っていたり。ただ、自分のバックボーンを活かしてプラスに表現するファッションの力を目の当たりにした。
過酷な戦いなので、評価に対して不服そうなデザイナーもいた。ストリートファッションがテーマの時に、最も有利そうな黒人女性のグループが脱落の危機に陥った。その際に「私たちマイノリティを見てほしいけど難しい」という発言をした。おそらく普段から感じていることなのだろう。(ただ、この番組では純粋にテーマに対しての作品に対しての評価が低かっただけなのだが)その際に審査員が言った言葉が印象的だった。「自分も何度もノーと言われてきた。でもたった一度イエスがあれば良い」審査員はファッション業界のカリスマデザイナーやスタイリスト。トップになる人は何回も挫折を繰り返しながらも諦めず続けてきた人たち。そしてバックボーンを言い訳にひねくれていては残念だが上にはいけない。努力を怠らず逆境があっても前向きに乗り越えていく人だけが一流になれるのだと感じた。
参加者には中国人女性と韓国人女性もいて2人とも大活躍していた。同じアジア人女性が世界で輝いていて素晴らしかった。
・美しい服
回が進むにつれて、レベルはどんどん高くなっていく。とにかくどのデザイナーが作った服も美しい。そして美しい服がどのように制作されているのかを見ることができる
私は正直服の値段っ原価を考えれば高いと思っていた。ただ、デザインや着やすさを考えフィットするように手間暇かけて制作される服を見てその技術や専門性による付加価値がすごく高いと感じた。自分専属とデザイナーがいたらどんなに素敵だろうと夢みながら、これから服を買うときはデザイナーを応援する気持ちもプラスされそう。
・デザイナーの成長・人間性
最終決戦の2人は特に素晴らしかった
ダニエルは、2人組の時は短気な女性デザイナーとのペアだったが、常に彼女を支えていたし、最後のライバルのミンジュの相談にも素晴らしいアドバイスをしていた。
ミンジュは、フェミニンが得意なタイプでセクシーなパターンには苦手意識が強くランジェリーの回では脱落しそうだったが、この大会中に新たな挑戦を繰り返し、最終ランウェイではセクシーなワンピースも素晴らしかった。ミンジュのラストのドレスは見るだけで感動の斬新さと美しさで、そこにはダニエルのアドバイスも反映されていた。
回を重ねるほどに脱落者も悔しそうではなく、お互いをリスペクトしているのがよく分かった。様々なテーマと向き合い、限られた時間の中で制作することで、自分の引き出しや強みを再認識し、世界中のデザイナーと関わることで刺激を受けていた。日常ではビジネスとして成功させなければいけないが、デザインが大好きだと改めて感じるデザイナーを見て好きという気持ちの原動力を感じた。
私も毎日instagram(@rinrin504)を更新しているので、少しでも自分のクリエイティビティを高めれるように頑張ろう!