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競輪の「ライン」とは何か?<前編>特殊な地域構成、結束の強さから「ライン」の正体を探る

選手はラインを組んでどう戦うか?

前編ではどのように選手が「ライン」を組むかについて解説したが、後編では「ライン」を組んでどのように戦うかを説明しよう。

ライン戦を理解するためには、それぞれの選手がどのような役目を果たしているかを理解するのが必要不可欠である。

ラインの先頭~風を切り、後続を導く切込み役

「ライン」の先頭を務める選手は、自ら風を切り、他のラインよりもできるだけ前に出ようとしながらレースを動かしていく
一般的に、「ライン」の先頭選手は年齢が若く、体力や脚力が強いことが多い。なぜなら、直接風圧を受けるからである。
最速で時速70キロにも及ぶ競輪選手が受ける風圧は、ママチャリやシティバイクのそれとは比べ物にならない。当然、体力を激しく消耗する。


激しい風圧と他のラインのけん制に遭いながら、ラインの先頭選手は自らの脚で道を切り開き、自分とラインの勝利に尽力するのである。

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