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X-T4はピカチュウ。GFXはライチュウ。

みなさんのカメラをポケモンに例えるなら?

Fujifilm X-T4が手元に届いてからおよそ一ヶ月経過した。早くも1000回ほどはシャッターを押したので、このカメラのいいところも悪いところもわかるようになってきた。
結論、このカメラへの偏愛はピカチュウに対するそれである。

X-T4のいいところ。

やっぱりフジ。フィルムシュミレーションが楽しいのだ。

おそらくフジフィルムのボディを選ぶ人の80%が挙げるであろうフィルムシュミレーション。フジフィルムによれば定義は以下の通り。

フィルムシミュレーションとは、撮影意図に合わせてフィルムを取り替えるように、発色やコントラストを変化させることができる機能です。

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簡単に言えば自分の好きな雰囲気のフィルムを選んで、写真を楽しめるということ。この機能によりJPEGでもいーかんじの写真が出てきて、シャッターを押すのが楽しいのである。X-T4には10個以上のフィルムシュミレーションがあり、特にクラシックネガが人気なのだ。

クラシックネガの作例

上の写真がクラシックネガを用いて撮ったお気に入りの写真。撮って出し(編集なし)でこの雰囲気は唸る。暗部がしっかりと締まっていて、被写体に自然に目がいくこの感じ。彩度は抑えめだがナチュラルな「ちょうどいい発色」で落ち着く。

クラシッククロームもいいぞ。

クラシッククロームとは

20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真のような色再現を目指したフィルムシミュレーションです。
彩度は低め、暗部の諧調を硬めに設計されており、ドキュメンタリータッチでリアリズムを求める写真を撮る際などに最適です。

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前述のクラシックネガの写真は、わかる人が見れば一発でそれとわかるほど暗部の雰囲気が特徴的だが、クラシッククロームは柔らかい質感で汎用性が高い。
以下の写真はクラシッククロームを利用し、その上でX-T4でもろもろ調整してフィルムのような質感を出している。(別記事で書きます。)

クラシッククロームの写真。

見た目も完璧なのだ。

ボディの上部には三つのダイヤルがついており、それをくるくる回して設定ができる。別に撮影体験的にはすごく便利なわけではないのだが、フィルムカメラのような愛らしさをむんむんと漂わせてくるこのカメラに愛着が止まらん。
ダイヤルを回した時の「かちかち」というメカニックな音がさらにそれを助長する。
筐体のサイズ感も大きすぎず軽すぎず、「日常使いできる大切なもの」のそれだ。毎日持ち歩いている。

x-t4

いいところは無限にある。

シャッター音もいい。バッテリーの持ちはいい。背面モニターは大きい。手ぶれ補正が強い。事前の設定でフィルムグレインや明瞭度などを調整できて便利などなど、いいところをあげれば止まらないのがこのカメラである。

短所では断じてないが。

X-T4のイメージセンサーはAPS-Cフォーマット。承知の上での購入だけど、逆光性能・解像度は中判センサーのGFXには見劣りする気がする。これは先日開催されたCP+という展示会で痛感した。
スマートフォンで見る分には違いがわかりにくいが、大きな紙に印刷したときに「神」が宿るのはGFXだろう。
その事実を知りながらX-T4のシャッターを押すことは少しばかり気がかりなのだ。

「いつか最高の瞬間に巡り会ったときに、最高のカメラを持って立ち会えないかもしれない。」という恐怖。

しかし。

GFX 50R

不毛なセンサーサイズ論争に終止符を

俺にとってX-T4はピカチュウ。スペックではライチュウに敵わないかもしれないが、可愛さ・携行性は負けないのだ。進化を拒否してレベル100まで育ててやるからな。相棒。
だからセンサーサイズという種族値だけに拘泥せず
、もっと様々な観点でカメラを愛していこうぜ。

とはいえポケモンの例えに準拠するならば、最大六体までは携行出来るはずなので、ライチュウ枠としてGFX50Siiも欲しくなってきた。

あなたのカメラをポケモンで例えると何?

Sigma fpはレジアイスかな。α1はルカリオかな。
みなさんの考えも聞きたい。

最後に

私はあまりポケモンには明るくないので(パールしかやったことない)私のポケモン解釈に誤りがある場合はそっとコメントしてほしいです。

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