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ちょっとした工夫が魅せるポイントに~和紙編~
どんなリノベーションにしようか考える時間
それは、素敵な空間を想像する楽しい時間ですよね。
でも、どんな風に部屋にアクセントを付けようとか、色々と考えている内にわからなくなってしまうことがあります。
そこで、今回は少しの工夫で魅力的な空間を演出するポイントをご紹介しちゃいます。
和紙を使ってアクセントに
今回、ご紹介するのは「和紙」
部屋の中に和紙?って思う方もいると思います。
最近では、あまり身近に感じることが少ない和紙。
1300年以上の歴史を持つ日本の伝統工芸である和紙。2014年11月27日には、「和紙 日本の手漉和紙技術」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
和紙は世界一長持ちする紙と言われ、一般の紙が100年程度で劣化するのに対し、最高級の和紙は1000年以上ももつとされているとのことです。
(私は、一般の紙が100年ももつことに、正直、ビックリしました!笑)
そんなに保つのであれば、住まいに使っても安心です。実際に奈良の正倉院には、1260年前につくられた和紙が当時と変わらずに残っているそうです。
和紙は木の繊維を残し、絡み合わせて作られるので、より丈夫な造りとなるそうですよ。
さて、この写真のどこに和紙を使っているかわかりますか?
実は、柱にアクセントとして貼っています。
こちらの部屋では、柱から天井にかけて緑色の和紙を貼っています。
壁や柱だけじゃない!
いたるとこに使える和紙
この階段にも、和紙を貼っています。
部屋の中のちょっとした部分にアクセントとして貼るだけで、魅せる空間を演出できるようになるんです。
和紙は自分でも簡単に貼ったり剥がしたりできるので、好きなところに自由にDIYできるのも魅力のひとつですね。
さいごに
和紙繋がりのおはなし。
筆者の出身である佐賀県の唐津市では、「唐津くんち」というお祭りがあります。14台の山笠があるのですが、実はこの山笠は表面を漆でコーテイングされた和紙で作られているんです。
一番古いものは、制作されてから200年経っているので和紙は本当に丈夫な紙なんですね。
話はそれてしまいましたが、住宅に和紙の組合せなんてリノベーションは本当に奥が深いんですよ。