「終の住み処」の考え方はもう時代遅れ!?ライフスタイルに応じて移り住むという新たな考え方
「住宅購入は、人生で最も高額な買い物」という言葉をよく耳にしませんか?これは購入した住宅に一生住み続ける「終の住み処」という考え方が日本人には根付いているからです。しかしながら、住宅に求める条件はその時々によって変化していくものです。
今回は「終の住み処」に代わる、「ライフスタイルに応じて移り住む」という新しい考え方についてご紹介します!
日本と他の先進各国での
中古住宅流通シェアの違い
昨今、中古住宅の需要が高まりつつある日本ですが、実際にはまだまだ新築住宅のシェア率が多くを占めているのが現状です。
一方、先進各国に目を向けると、中古住宅のシェア率がアメリカでは約8割、イギリスでは約9割を占めています。
日本では購入した住宅に一生住み続けるという考え方が根強く残っているのに対し、アメリカやイギリスではライフスタイルに合わせて住宅を移り住むという考え方を持っていることが結果に反映されています。
生活環境や住宅に求める条件は
経年により変化していくもの
住宅購入を検討するうえで、誰もがそれぞれ求める条件を持っています。それは年齢と共に変わっていき、小学校に通う子どもがいるのであれば同じ学校区で住宅を購入したいといったエリアが条件になります。
しかし、子どもが県外の大学に進学した場合、そのエリアに住む理由はなくなってしまいます。それであれば、公共交通機関の利便性が高いエリアの方が快適に暮らせると考える方もいらっしゃいます。
また、子どもが自立し部屋を使わなくなったことで物置状態になってしまったという声もよく聞きます。年齢にもよりますが、普段使用していない2階の部屋を掃除するために上り下りするのは決して楽ではありません。
それであれば、夫婦2人にとっては生活もしやすく部屋を無駄にすることもない平屋の方が快適な生活を送れます。
このように、住宅に求める条件や最適な間取りは「年齢ごとのライフスタイル」によって変化していくものです。
中古住宅は資産価値が落ちにくいので
売却がしやすい
前述した通りライフスタイルに合わせて住宅を変えることで、より快適な生活を送ることが出来ます。しかしそうなると、今住んでいる住宅がどのくらいの価格で売れるのかが気になりますよね。
ここに新築住宅ではなく、中古住宅を購入するメリットが隠されています。
上の図は、物件の資産価値の下落率をまとめたものになります。
土地の資産価値は、経年で変動することはありませんが建物の価値は年月に応じて下落していきます。これは、建築に使用される材料に耐用年数が定められているからです。
新築で購入した場合、20年後には建物の価値は半分以下まで下落します。
一方、築20年以上の物件にリノベーションを行った場合は、新築に比べると物件を手放すときに大きく下落するはあまりありません。
ライフスタイルに合った
住宅に移り住むことで
豊かな人生が叶えられる
新築住宅は誰しもが憧れるものですが、少し背伸びをした家づくりになってしまうこともしばしば。多額のローン返済に追われ、自分らしい暮らしが出来なくなってしまっては本末転倒です。
「中古住宅購入+リノベーション」だからこそ、その時の生活環境に合わせた住宅の選択ができます。今の生活に合わせた家を購入し、将来的にはその時の自分のライフスタイルに合った家に移り住むと有意義な時間を過ごせますよ!
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