SNCFケーブル盗難事件
Bonjour :)
フランスでは、退職年齢引き上げ反対デモ・ストが勃発している今日この頃です。
国鉄SNCFも、1週間に1、2日のテンポで全国的に電車を大幅に減らして運行しております。笑
私は自宅と職場の間に公共交通機関のない田舎に住んでいるので車移動をせざるを得ず、昨年から続くガソリン代の跳ね上がりの影響を受けながらも、お陰様でSNCFのストの影響はあまり受けずに生活を送ることができています。
そんな世間のお騒ぎとは離れて静かに生活を送っていますが、先日、SNCFで起こったとんでもなく珍しい?ケースに遭いましたので、ネタと教訓を交えて皆様にお届けします。笑
始まりは、ある日曜日に電車で30分ほどの小さな街 Maubeuge へ出かけたことです。車で行っても45分しかかかりませんが、エコノミーとエコロジーな点から久しぶりに電車に乗ることにしました。
Maubeuge はとても小さな街 & 日曜日は基本的にお店が閉まっているので、散歩がてら一周したらコースランチよりも早くまわれてしまいました。
ランチ中に帰りの電車の時間をチェックしたところ、必ず乗り換えで経由する Aulnoye という駅からの電車が3本中2本キャンセルになっていたので、16時から2時間ほど散歩をして、最終の19時半の電車を駅で待っていました。
19時になった段階で他の方面に行く電車の遅延が出始め、私が乗る予定の電車も、5分の遅延、15分、45分となり、発車予定時間にはなんとキャンセルされてしまいました!
普通、鉄道工事などで電車がキャンセルになる場合、バスの手配などがあるのですが、そのような情報は全くなく、駅員さんは18時にポストを離れていてただ新しい情報を待つしかありませんでした。
その間に駅構内は乗り換えや電車を待つ人で溢れていきました。笑
20時頃になって、別の駅員さんが現れたので説明を待っていると、
全ての方面の電車が明日まで動かないとのことで、Lilleから10台ほどタクシーを呼んだとのことでした。。
※ Lille から Aulnoye までは車で 1時間ほどかかります。
突然のキャンセル続き & 迎えに来てくれる人がいない もしくは迎えに来てもらうには遠すぎる人たちはひたすらタクシーが来るのを待つしかありませんでした。
また、順にタクシーが到着するものの、一度に2、3人しか乗れないのでタクシーも 1 台につき 3 往復くらいしていたそうです。
SNCFの駅員さんが、途中から同じ駅に帰る人同士で集まって人数をメモしてオーガナイズしていたのですが、Aulnoye から各方面までの距離感覚がなかったようで、比較的大きくて聞いたことのある街からタクシーに乗せていくという次第であまり効率的でなかったこと & 私の街が最後まで全く無視されていたことから (笑) みんなイライラ。笑
私たちが一番最後に駅を後にした組で、もう22時前でした。
遅くまで寒い中待っていたので疲れ切ってしまいましたが、遅くまで残っていたことで、鉄道に起きた問題が Maubeuge 近くで何者かが鉄道ケーブルを盗んだことに起因するという説明がもらえました。笑
そんなもの何に使うねんって感じですが、お陰様で少し笑えました。笑
私の友達は、SNCF を恨んでいる人がいると言っていましたが、真相はまだわかっていません。笑
教訓としては、
次回から同じような事態に陥ったら、乗客同士で整列し、乗る順番を話し合い & オーガナイズするよう試みること
何か問題が起こっても急ぎの用事がない & 金銭的な心配がない限りはSNCFが解決策を提案するまで駅に残っていること
です。
2点目については、切符の払い戻しがないこと、SNCFに手配してもらったバスやタクシーはSNCFが全てチャージを持つことが理由です。
皆様がこのような目に遭わないことを望んでおりますが、人生いつどこで何が起こるかわからないので(笑)万が一このような事態に遭遇した際の参考になれば嬉しいです。
それではまた
A bientôt ;)
Rino
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