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献血に行ってはじめて血液型が分かった話

いきなりだけど、私、血液型占いを押し付けてくる人とても苦手。

「〇〇って絶対A型でしょ笑、本当に几帳面過ぎるって!!笑笑笑」
「性格悪いからB型ぽいよね〜」
「あいつO型だからめっちゃがさつなんだよな、」
「AB型の人ってみんな変わってる」

血液型の話って老若男女、どんな間柄でも誰でも出来るからこそ盛り上がってしまう話題ではあるけれど、だからこそ不毛な会話だなっていつも思う。

私の両親は、血液型なんかに囚われず自由にすくすく育ってほしいっていう教育方針で、調べる機会も全く無かった。


去年、高校に献血車が来て、初めての献血のときに、受付してすぐに行う血液検査で、「あー、ですね〜」って言われて、
「えーーーーーーー」って驚いてたら笑われた…(別にダジャレでいったつもり無かったのに)


私は、物心ついたときからずっとずっと絶対O型だよって言われてきた。(親戚と先生と友達)

みんな私がO型だなんて確証持ってないのに

だから穏やかでおっとりしてるんだね、
大雑把なんだね、
O型ってみんな熱しやすく冷めやすいよね、
整理整頓下手なのってそのせいなんだね、

などなど

本当に色んな人に私の性格を、まだ分かりもしないO型っていう枠にはめ込まれてきた。
実際、プロフィール交換や提出する書類にO型って書き続けてきた。

認めたくないけど、確かにみんなが口を揃えて言うO型らしさを私は、全部持ち合わせてしまっている。O型でもないのに。

それは多分2つ理由があって、1つは言われ続け過ぎてしまったからだと思う。
みんなに、O型O型言われすぎてその性格に囚われ自分がそれに寄ってきてしまったということがいえる。

血液型による性格は、血液によるものというより、その人を取り巻く環境・人間たちがある種の洗脳によって作り上げたものが要因となって世の中に蔓延っていると私は思う。


もう1つは、よく占いでいわれるバーナム効果だと感じる。

先述した、私がよく周りから言われる性格で、

・穏やかでおっとりしてる
・大雑把
・熱しやすく冷めやすい
・整理整頓下手

というのは言い換えると、

・基本的には人前では怒ったことないくらい穏やかでおっとりしているように見えるけど、家では手も足も出る熾烈な口喧嘩を繰り広げ、納得のいかないことがあると心の中は全く穏やかではない

・大雑把なところもあるけど、それは見られていた一面だけで、こだわりが強い

・物凄く熱しやすくて何でも気になってハマって冷めることもあるけど、本当に面白いと思ったことはずっと続けていく

・自分の部屋は100ゼロで最高に綺麗な時とゴミ部屋みたいに汚い時があるけど、学校のロッカーや鞄はいつ誰に見せてもいいくらい常に綺麗にしてある


といった具合に人間には誰にだって多面性があり、どちらとも言えてしまうようなことが沢山書かれているのが血液型占いなのだ。


恐るべしバーナム効果
恐るべし世間の一体感



私は、この先、会話の中で相手を血液型で決めつけたり、縛ったりするようなことは絶対にしたくない。
だとしても、この話題になったときに、「血液型占いなんか信じてるんですか〜ダサいっすね〜」とかいう全く寛容のない女の人にはなりたくない。

自分の中でうまく折り合いをつけていけたらいいな。


来週、少しでも世に貢献したいという一心で人生二度目の献血(初の400ml)をしてくる。いつでも出来るように生徒手帳に献血カードを入れて準備までしている。

献血ってデトックス効果もあるし、新しい血を作ろうと体が頑張ってくれるから健康にもいいらしい。痛いけど。

血液型を言われたときに今までマイノリティーだったのがマジョリティーになったことをちょっと悔しいと思ってることを悟られないようにしたい。
やっぱり左利きのAB型は天才、とか聞くと羨ましく思っちゃうじゃん…!

これは血液型云々じゃなくて、確率の話。AB型は日本全体で約9%、左利きAB型は100人に一人しかいないらしい。

読んでくれた方の中でいらっしゃいましたら、教えて下さい!!!


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