マンガ感想 曽根富美子さん『親なるもの 断崖』
マンガ王国で読みました。
昭和初期の北海道室蘭が舞台ですが、 史実と違うところもあるようなので、あくまでもフィクションとして読むのが良いと思います。
私が初めてこれを読んだときには、紙のものは絶版していて、「ここでしか読めない」というような扱いだったように記憶しております。
4人の少女が表紙に描かれており、全員が主人公であるというような位置付けでしょうか。それぞれがそれぞれの人生を歩み、また死んでいく者もいます。
私はその中で芸の道を歩んだ武子が一番好きです。
野心家なところ、そして強く、しぶとく、時代に合わせて生き抜く姿や、憎んだ相手も笑い飛ばす辺りがスカッとします。
いつの時代もみんな生きることに必死なのだと思わされました。
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