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雑記 宿題代行の是非2
塾講師をしていた時に実際に経験した例をあげます。
①中学2年だが正確に書けないアルファベットがある
②中学1年だがかけ算九九を覚えきれていない
③中学3年だが正負の数の計算ができない
このような生徒が平均点付近に合わせた宿題をすんなりできるはずもなく、赤ペンで答えを写すだけで提出するというような会話をしたこともあります。
「宿題を提出しないと評価がさがるよ」ということは、すなわち「テストで点数が取れなくても頑張ってやっていますというアピールをすればそこを評価してあげるよ」という学校からのメッセージなわけですが、頭を働かせず赤ペンで答えを書き写した宿題に何の意味があるのかを聞いてみたいとは思っていました。
また、逆にその分野が得意な生徒にとって、時間の無駄と感じることもあるかと思います。
小学生の時点で英検3級(中学卒業程度)やそれ以上を取得しているのに、中学1年の宿題は「Hi! I am ○○.」と書くことだったりするわけです。
宿題代行がどうこうというより、得手不得手が全く違う生徒児童に画一的に宿題を出すということ自体に無理があるのではないかと思います。
本来であれば一人ひとりに合うプログラムを組めたらよいのですが、現在の学校という制度上では難しいのでしょうか。